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【企画レポート】しゃべり場!~4/22はアースデイ!地球について話そう~

こんにちは。ピースボートの小村友貴です。
4月22日(金)に2回目のしゃべり場!を開催しました。
今回も多くの方にご参加頂き、日頃のモヤモヤした気持ちがパッと晴れたり、自分のやるべきことが改めて分かった素敵な話し合いの場となったので、レポートにまとめました。

そもそも、「アースデイ」とは?

アースデイは直訳すると、地球の日。一人ひとりが自由な発想や方法で、地球環境を守る意思表示をする国際的なイベントです。

アースデイの始まりは1970年4月22日。アメリカのゲイロード・ネルソン上院議員が、環境問題の討論集会を呼びかけたのがきっかけです。当時スタンフォード大学の大学院生、デニス・ヘイズ氏が活動の中心となり、地球への関心を表現するアメリカで最大規模のムーブメントとなりました。

のべ2000万人のアメリカ市民から始まったアースデイは、一人ひとりが自由な発想で、地球や環境のことを考え、美しい自然環境に感謝する一日です。ゴミ拾いをしたり、地産地消の食材を購入したり、節電や節水を意識したり、環境をテーマにしたイベントに参加してみたりと、具体的なアクションとしては様々なものがあります。

日本では1990年頃からアースデイが広がり、今年2022年には「アースデイ東京2022」や「アースデイ京都2022」「アースデイ神戸2022」「アースデイ沖縄2022」など全国各地でイベントが行われました。

今回のしゃべり場!は4月22日に開催ということで、「アースデイ」をテーマに下記の内容で話しをしました。
・アースデイと聞いてどんなことを思い浮かべる?
・アースデイに何をした?
・普段から意識していることや、取り組んでいることはある?
・普段モヤモヤしていること

■アースデイと聞いてどんなことを思い浮かべる?

・キャンドルナイトをして節電
私がアースデイを知ったのは10年ほど前です。「今日は部屋の電気を消して、キャンドルナイトで過ごしてみるのはいかがでしょうか」という内容のラジオを聞いたことがきっかけでした。当時は、環境を意識している一部の人がやることで、自分には関係ないと思っていましたが、10年経った今、こうしてアースデイについて喋っていると思うと感慨深いです。

・アースデイ=環境問題?平和活動?SDGs?
アースデイに対して、人それぞれの考え(イメージ)がありますね。
ピースボートの船内でのアースデイ企画で原爆詩を読むことに関わった方は「環境問題」だけでなく「平和活動」をイメージすると言います。他にも、アースデイと聞くと1986年4月26日に起きたチェルノブイリ原子力発電所事故を思い出すという方もいらっしゃいました。

ここで、環境問題と平和活動の繋がりについて少しイメージがしにくかったので質問してみました。すると、シンプルでとてもインパクトのある返答がきました。

「戦争は最大の環境破壊である」

戦争は全てを壊します。逆に言うと、戦争が起きない状況は自然・人間・動物すべてにおいて平和な環境が保たれる第一条件と言えます。たった一つの地球で暮らしている仲間なのになんで戦争をするのでしょうか。世界各地で続く戦争が一刻も早く終わることを願うばかりです。

■アースデイに何をした?

全国各地でイベントが開催されていましたね。
私は「アースデイ気候会議」をオンラインで参加しました。その中で、特に印象に残ってるコメントをピックアップしてご紹介します。

「アースデイは父の日や母の日と同じ。地球のためにそれぞれの場所でやっていること」
「毎日がアースデイ」
「ひとり一人のアクションが大きなムーブメントになる」

決まった形がないアースデイだからこそ、一人ひとりが考えてアクションを起こすということや、この日だけではなく日頃から考えて行動することが大事だということを感じました。

・情報発信
特にこの日はSNS上には環境問題をはじめ、様々な情報で溢れます。後世に残したいものを残すためにも、自分の想いを発信するという方もいらっしゃいました。
ピースボート大阪はこちらのブログでアースデイについて取り上げていました。具体例も載っていて分かりやすいのでぜひ参考に読んでみてください♪

・特別なことは何もしていない
日々、環境について考え、意識して取り組んでいるので、アースデイだからといって特別なことはしていない。毎日がアースデイです。環境に配慮した様々な取り組みがあるが、その中で「まだ使えるものをフリーマーケットに出す」ということができない。使えなくなるまで使っているので。

という方もいらっしゃいました。エコな活動についても、一つ見直すきっかけとなるご意見でした。

■普段から意識していることや、取り組んでいることはある?

・ごみを減らす
使い捨てを減らす(エコバック、フードキャリアを持ち運ぶ、ペットボトルは買わない)
使わなくなったら循環させる(フリーマーケット、ジモティーなど)
長く使う、使えなくなるまで使う

・教育
保育士をしているので、担当していた年長さんに向けて、食べ残しやポイ捨て、ものを大切にするということをSDGsと絡めて話した。散歩などの際にポイ捨てされているゴミに意識を持つようになった。

まずは「知る」ことで、今まで意識していなかったために見えなかったものが見えてくるんですね。

■普段モヤモヤしていること

・国によっての環境への意識が違う
環境保全先進国のニュージーランドでは、飲食店の店員さんが「ケチャップいりますか?」と尋ねると、子どもが「容器はプラスチックですか?それならいらない」という会話がされることもある。

こういったひとり一人の声が社会を変えていくのだと感じました。
外食の際はある程度プラスチック製品であっても仕方ないと思ってしまっている自分に気付かされました。一人ひとり声をあげることは、どこに住んでいても出来ることですね。素敵なシェアをありがとうございました。

・環境にいいこと=我慢が必要?
環境や地球にいいことは〇〇をしない、〇〇を使わない、〇〇を減らすというように自分が我慢したり、労力がいることのように感じてしまう。

習慣化するまでは少し辛かったり、苦に思うこともあるかもしれないが、我慢や自己犠牲という考えではなく、いいことをしてるとポジティブに捉えることが出来れば、よりアクションを起こす人が増えそう!と、前向きな意見も出てきました。

今回は環境への配慮を普段から意識している方の参加が多かったですが、どれだけ環境に配慮していても、まだまだ環境への配慮が足りないと感じるという意見もありました。
急にゼロを目指すのではなく、時には仲間と話して自分の行動を振り返ってみるのもいいかもしれませんね。一人ひとりが自分の歩幅に合わせて、アクションを起こすということが大事なんだと感じました。まずは一歩、踏み出してみませんか?

以上、4月22日のしゃべり場!企画レポートでした。最後まで読んでいただきありがとうございます!

次回は5月20日(金)20:30〜22:00です。
もっと時間をかけて話したいとご要望が多かったので1時間半開催します!次回のテーマは「教育」です。
またみなさんにお会いできることを楽しみにしてます!

(4月22日のしゃべり場!に参加いただいたみなさんで記念撮影)

文:小村友貴

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