34服目:2024/10/26(土)中置 五行棚 濃茶/薄茶
note、また役に立ったぞ。
先週のお稽古での「中置、はて?」となった後、noteを見返して「去年は五行棚でお稽古していたのね」とぶじ思い出したのだが、今日のお稽古はまさにその五行棚だった。
玄々斎お好みです。(←このフレーズ、なんかかっこよくて好きなんです)。
木=焼き杉の棚
火=風炉の火
土=風炉の土
金=釜
水=釜の中の水
2週続けてお稽古に伺えると覚えていることが多いので、お点前がぐっと楽しい。記憶も定着しやすいかな。
一粒万倍日、意外と毎月数回ある
今日の棗は徳風棗。蓋のおもて面に大胆に書かれた「一粒万倍」の文字と、蓋裏に描かれた9つの籾の蒔絵が印象的。大ぶりの棗なので丁寧にそっとなでるように持ち替える所作が加わるのが、好き。
一粒万倍といえば、お財布をおろすのに良い日でおなじみ。よくよく調べると月に数回あって驚いた。せいぜい年に数回かと思ったら!
「一粒の種子から何万倍の実りがあるのだから、わずかなものも粗末に扱ってはならない」という意味だそうで、今よりもずっと農作が暮らしの中心にあった時代には、頻繁に思い起こしたいことばだったのかもしれないな。
年の瀬の足音が聞こえてきた
来週の炉開きにはじまり年末年始にかけてイベントごとがたくさんありそうで待ち遠しい。特に何度も訪れたことのある八幡宮で開かれるお茶会がとても楽しみ。茶道を歩んでいると、お茶の世界だけが広がるのではなく、今まで周りにあったモノやコトの視界も豊かに広がっていく気がしてうれしい。
次々とイベントを企画してくださり茶道のいろいろな楽しみ方ををさりげなく教えてくださる先生に感謝。
茶菓・茶花・お軸
茶菓
1.月と影
黄色と紫の2色のきんとんで表現した月&影のお菓子。なのに「月蜥蜴」と受け取った私。「月兎」のように何かトカゲも言い伝えがあるのかしら?と謎に想像力が飛躍した次第……。
2.収穫祭
たしか去年もいただいたような気がするおばけのルックスのおまんじゅう。ハロウィンとせず収穫祭と名付けられるところが粋だなぁ。
茶花
秋明菊
木守
菊一輪とその前に柿がひとつ。お軸も柿がひとつ。木守〜!
御相伴:WTさん、SMさん、SNさん