8服目:2023/8/6(日)茶箱・卯の花

茶箱楽しい!

今日は野点などにも使える茶箱のお点前。
箱の中に必要な道具を詰め込んで行うお点前で、なんだか全てがちんまりしていて愛らしい。おままごとみがある。

茶巾は洗い茶巾の包み方と同じ。毎回新しいことが増えるも、所作自体が新しいというよりは、既存の所作の新しい組み合わせ、という場面も増えてきた。だからこそ一見簡単に見えつつもややこしい。

ただ、茶箱のお点前は、箱に入る範囲の道具しか使わないし、箱にすべてを収納するし、柄杓も使わないしで、これまでのお点前と比べると比較的易しく感じられた。

新しく登場したお棗、平棗。これを持つ時の左右の手の動きが滑らかで心地よかった。大切にしている宝物をそっとなでているような所作なのが良い。

濃茶はじめ

はじめての濃茶。
仕覆の開け方、包み方を教わる。お茶が入っていない時は「休め紐」という結び方をするという。緊張感のある茶室で、自分の順番じゃないからとちょっと気を抜いて休憩しているような感じがあって、「休め」ってなんだかかわいい表現だ。

茶入れを包む仕覆のことを「お洋服を着せている」と先生が表現してらして、それもなんだか愛らしかった。

仕覆に使っている布地(きれじ)のことも教わる。菓子、花、書、器、建築、いろいろな世界と結びついている茶道だが、「布地」という新しい世界の窓がまたひとつ開いた日だった。

「いろいろあるから好きなところや興味のあるところから広がるといいよね」とおっしゃる先生。

お優しく素敵ないざないかた…! 私が今広がり始めているのは「着物」かもしれない。着物は着物で「沼」としか表現しようがないくらい、広く深い世界だけど、同級生に道先案内人のような方もいて、いろいろなお着物を見たり話を聞いているだけでもとても楽しい。

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