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良いオカリナの選び方③ 持ちやすさ

①吹き口の角度

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二つのオカリナの吹き口の角度をくらべてみます。

一つ目の写真:角度が90°に近い → 右肩が上がる
二つ目の写真:角度が45°に近い → 右肩が下がる

右肩が上がるか下がるかはオカリナを長時間吹く上でとても重要です。無理な姿勢は緊張に直結します。姿勢に無理のないものを選びたいところです。吹き口の角度が直角でなければ大体大丈夫ですが、二つ目の写真のような右肩が下がるオカリナを選んだほうが演奏はより楽になります。

②厚み

オカリナにはある程度の厚みが必要です。手が小さい方や指の短い方は注意が必要です。トリプルオカリナなどの複数管、また低い音の出る大きなオカリナをお選びになる際、厚みがありすぎると指が届かなかったり押さえづらかったりします。

厚みもオカリナによって様々ですし、手の小さい人に配慮された「さつきオカリナ」のような厚みを抑えたトリプルオカリナもあります。ぜひ購入の前に、オカリナを横から眺めて厚みを比べてみて下さい。

③形

特に注目したいのが右手小指の先、オカリナの先端の形状です。

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これは最高音の吹き方によって好みが分かれるポイントです。

最高音を吹く時、
・右手小指で〇の部分を握る人
・右手小指と薬指で〇の部分を挟む人
・〇の部分には右手小指を乗せるだけで、他の指も使って楽器を支える人

と、奏者によって楽器の支え方は様々です。

人によってこの〇の部分にどのくらい余白があるかが重要になってきます。とくに〇の部分を右手小指で握りたい人は、握っても穴がふさがってしまわないか確かめる必要があります。

④重さ

トリプル管などになりますと、重さが少しあります。とくに楽器の重みを感じるのが右手の親指です。トリプル管を吹き始めの人が右手親指の痛みを感じるのはオカリナあるあるで、しばらくすると慣れます。それでも、5分やそこらであまりに痛くなりはしないか、もう少し軽いオカリナを選ぶべきかどうかは買う前に確かめる必要があります。

まとめ

前の二つの記事でも書いた点ですが、やはり「姿勢に無理がないか」「重みは大丈夫か」という点も、時間をかけて試奏しないとわかりません。

「楽器店では良いと思ったのに」

なんて思うこと、ジャスティンはしょっちゅうあります。ぜひ家に帰ってから後悔しないよう、時間をかけて上記のポイントを一個ずつ確かめてくださいね。

次の記事 >「良いオカリナの選び方④ 穴のふさぎやすさ」(近日中にUPします)

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この記事をかいた人

オカリナ講師のジャスティン

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