曇るフロントガラスから微かに覗く変電所

渋滞する対向車、瞬きを繰り返す歩行者信号

足早の自転車が風を切っていく

頭ではわかっているのに、身体が追いついてきてくれない

稲穂が揺れる田んぼから、受け取ってしまった小さなタスキ

視線の誘導、節句の祝い、裸足で駆けるアスファルト

慌てた朝に重なる思い出

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