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生きづらさの原因は、日本の歴史を学び直すことで気づけるかも①

私は、愛情いっぱいで育ったのに、なんとなく生きづらさを感じていました。

心理学だと、生きづらさは親子の問題が大きいと言われます。もちろん、家庭は人格形成に一番大きな影響力を与えます。

ですが、家庭の原因だけでなく、なんか生きづらいなと思っていたのです。それが、古代史に興味をもち始め、色々調べていたら、そもそも日本は単一民族ではなく多様性があったということを知りました。

それから、社会の仕組みや歴史の捉え方が原因で生きづらさを感じていることに気づき、生きるのが随分と楽になりました。

学校で教える歴史は、外交上などの要因で、どうしても今のように教えなくてはならない部分はあると思います。それは、仕方がないことなので、教わったことで疑問に思ったことを自分で調べたり考察したりすればいいのではないでしょうか。

学校の勉強は、ほんの入り口。入り口からどの道を通るかは自分次第です。

今回は、中沢新一さんと坂本龍一さんの共著の中から、「この文章を読んだら、生きづらさの原因のヒントになった。」というものを紹介しますね。

生きづらさだけでなく、世界の情勢を考えるのにもヒントになります。

この本は、新版です。初版は、2010年です。3.11より以前ですね。この頃から、ちゃんとこういう発信をしていたとは、流石、超一流の人は先見の明があります。

“日本列島に住んでいた先住民族のことをもっと知っておきたい。“

西湖に「くわるび」という名前のホテルがあって、それはアイヌ語だと聞いた時、「アイヌの人って北海道だけに住んでいたわけではないんだ。」と知りました。

“おおよそ1万3000年から3000年くらい前の時代い、その世界を動かしている経済の原理は、等価交換ではなく贈与でした。ものを贈るときは必ず、目には見えないけれども人間の心に関わる要素を、お互いが受け渡ししています。“

この「人間の心に関わる要素」という言葉、私は結構、反省する部分でした。も  のを交換するのではなく、心と心を通い合わせる感覚をかなーり忘れて過ごしていました。

“近代というプログラムがヨーロッパで作動しはじめて200年くらいたって、そのプログラムの可能性は出尽くしてしまったんですね。“
“西洋音楽のシステムは20世紀のはじめに、はやばやと崩壊しちゃったんですけど“

現代の資本主義や貨幣経済が、今後どうなっていくのか、自分で情報を取りに行くのが大切ですね。

“縄文人だって戦争をしたし、武器もつくってたし、政治家もいただろうけど、どこかで歯止めになっていたのは、人間と動物がイコールで、行ったり来たりできるということ。

人間も自然の一部なのに、なんかおかしいなと思うことは日常茶飯事です。

“縄文文化やアメリカ大陸の先住民族の文化というのは、文化が単一原理でできてないんですよ。時間ごとに原理が変わるし、空間の中でも単一じゃない。つまり非線形なんですけど、そうすると、空間構造でいうと、すかすかの穴だらけみたいな構造になる。“

そもそも単一原理でできていなかった文化を、単一みたいに扱うから、その中でなんとかしなきゃって生きづらくなっているということが分かりました。

このことを日常生活で考えてみましょう。

「やりたい」ということに理由はなくてもいいのです。そして、突然、他のことを始めてもいいのです。皆さんも自分の直感を信じて進んでいってくださいね。

中沢新一さんの別の本も紹介しています。↓




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