テフロン:フッ素コーティングを知る
<フッ素コーティングの誕生>
フッ素コーティングのフライパン、
テフロンとして認識している方も多くいらっしゃると思います。
このテフロン、実はケマーズ社の登録商標なのです。
https://www.mc-fluoro.co.jp/fluoropolymer/teflon/
テフロンの歴史
1938年にロイジェー・ブランケットが、化学実験中、失敗作の試験管の中に白い粉の固まりを発見します。
この粉を調べたら、どんな強力な酸にも反応せず溶けない丈夫な物質で
摩擦係数は0ゼロでツルツルしていて何にでも塗れる、夢のような大発見!
軍事上の実験をしていた時の副産物なのです。
1961年、焦げつきにくい調理器具の代名詞
テフロン:フッ素樹脂コーティングとして、キッチン革命をおこしたのです。
フライパンを選ぶ際に、どのフライパンが長持ちするのかしら?
と良く聞かれますが、テフロンブランドは
ブランドシールの星の数でわかることができます。
フッ素樹脂コーティングのフライパンを選ぶには、
コーティングの質だけではなく
素材・形状・色・熱源対応・価格など種類豊富に選ぶことができます。
素材については、また詳しくお話ししたいと思います。
<フッ素樹脂コーティングの特徴>
酸や、アルカリに強いのでどんな食材・調味料でもOK
得意な料理も、食材に熱がマイルドに伝わるので薄焼きたまごやクレープ
下味のついた焦げやすいモノも慌てずに作れます。
熱を早く通す必要のないホットケーキ、茹でたうどん・パスタなど粘り気のある食材を炒める調理にも適しています。
そのかわり、食材の熱の伝わりが穏やかなため旨味が流出しやすく
炒める、焼く、揚げるといった高温短時間調理には本来は適していません。
フッ素樹脂コーティングの大きな特徴は、大きな失敗はしない
「簡単・便利・楽」が最大のメリット
消耗品ではありますが、忙しくなった現代の私たちには
力強い味方であることは間違いないようです。
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