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正面から値上げ宣言を。


物価が上がり続けている。

お店は価格を据え置きにして

カットできるものをカットし

消費者に届けるというが。


裏を返せばそこで働く人には

依然として実感ある還元が

できていないということ。


自分のところで働き支えてくれる

従業員の賃金を上げるため

値上げします宣言とかあっていい。


ルールに則ってやると

いろいろと難しいのはわかる。


だが制限内でうまく立ち回ること

それだけになってしまう。

そこに伸びしろはまるでない。


いままでに無いことは

それだけ新鮮で、目立つし。

新しい視点をくれる。


私たちはお客様のために

切りつめガマンして

変わらず商品をお届けしたい

ただそれだけです(誠意)


誠意って何かね?

客にだけかね?


客は手頃に同じものを

買えればそりゃ嬉しいさ。

続けてほしいと願う。


その立場は個人という

自分だけの消費者レベルの話。


だが、働いて支えてくれてる

従業員のためには

誠意はないのかね?

(菅原文太)


現状では苦しさのなかで

気持ちが上向くことも

明るくなることも

やる気も出ることもない。


何十年と、この国はどんより雲。

雰囲気がまるで改善しないまま

節約志向を高める情報を伝える。


楽しいのか?楽しいはずがない。

ガマンが美徳か?

大義名分になるか?

得するのは勝ち組や上級だけ。


インフレを招くという理由もある。

単純ではないことなんだろう。


だがそもそも値上げをすることが

悪のようなイメージもあるため


たとえ商品などを値上げするとしても

ちゃんと消費者に対して正面に立ち

値上げします、とはいっさい言わない。


宣言することはイメージダウンだと

嫌うからだろうが、むかしと違う。

いまもホントに、そうだろうか。


これまで値上げせずガマンしてきた。

もちろんそれで消費者に対して

誠意を見せてきたつもりだ。

しかしもう、限界が来たのだ。


私たちは値上げします。

それは原材料の高騰のみならず

従業員たちの賃金を上げて

働く人々の生活を支えるためです。


私たちの企業は従業員の生活を

守るために値上げすることを

ここに高らかに宣言します。


どうだろう?

これはその企業で働く人を

勇気づけるだろう。


働く意欲に変化が起こる。

やる気を擬人化してみればいい。


賃金も上がらないままでは

やる気もうまくは踊ってくれない。

やる気は現金なものだ。


お金を回すことをどこか

必要最小限で最大の効果を

得ようと画策してばかりいる。


その心理は上級が損をしない

ソッチがまず先に来るからであり

まずは自分、会社。


そして消費者、その次に

余裕があれば従業員となる。


大きな視野を取ればわかる。

消費者=従業員であることを。


ならば、できるはずだ。

やれないことはない。

やっていないだけだから。


企業が賃金アップの名目で

値上げを高らかに宣言した。

その波及効果を侮るなかれ。


ウチも上げようと宣言するべき。

その声が上がる、動き出す。

いつもとは違うお金の回り方の

音が響き始めるだろう。


気持ちよく働く。

やる気が雰囲気を変える。


賃金が上がることは

やる気が大きく動き出す。


辛抱節約我慢、大事なことだ。

だがそれだけで打開できないとき

どうすべきだろうか?


100円を回す経済より

1000円を回す経済のほうが

各自意識を動かす効果は大きい。


それをさせないでチビチビと

少ないサイフで消費を促しても

都合よく動いて回ってはくれない。


高らかに宣言しよう。

私たちの企業は従業員のために

賃金アップするのだと。


気持ちは変わるし

回る額も変わるだろう。


気持ちややる気、気分を

あまり重視してこなかった日本。


制限された窮屈な中でいかに

うまく立ち回るかを美徳に

犠牲を美しく掲げすぎて

やってるやってる詐欺では

もう上手くは踊れない。


気持ちを上げるために

やる気を上げるために

賃金を上げることは

そんなに悪だろうか?


ビビらずに攻めることも

時には大事なことだ。


攻める意識のない人間を

待機させたまま老いるだけで

守りに入っては、到底

勝つことなどできはしない。


やる気のない国民は頼りないが

やる気のある国民は心強いぞ?笑





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