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設計完成!伊藤さんにインタビュー!!

皆さん、こんにちは!
テラソのモバイルハウス式移動図書館を担当しています。九里です!

今日は、制作ワークショップ直前スペシャルということで、伊藤さんの設計がどんな風に仕上がったか、振り返りながら進めていきたいと思います!!

3回の模型作りワークショップででたアイデアはたくさん。伊藤さんがどんな風に、設計に組み込んで言ったのかすごく気になるくらいの、皆さんの発想力でした。
例えば、
・天井をドーム型にし、半透明の素材を使っていた方
・カウンターのアイデアを入れてくれた方
・多目的に、遊びを詰めこんだアイデアを出してくれた方
・本入れをボックス型にして外に出すアイデアを出してた方
もっともっと沢山ありますが、こんなアイデアがワークショップのなかで出ていました。

\では、インタビュー!!/
九里 さて、今回の設計のテーマって、どんなかんじですか?
伊藤 テーマは「まちと人を照らす縁側」です。テラソの名前に込められた、「世の中を照らしだす場」「小布施から世界を照らそう」という意味。また、ワークショップの中で多く出てきた、人と人がゆるやかに関わりながらいることが出来る、中と外の境である縁側という意味を足し合わせたものにしてみました。自分の中の問いとして、テラソが町の中に出張できるとしたら、どんなものなんだろうか。があって。その答えをワークショップの中で見つけることができた気がします。

九里 なるほどなるほど。確かに、ワークショップの中で、縁側というワードが沢山出てきていましたね。本来の意味である、家の中の縁側は内と外の境。今回、皆さんが使っていくイメージをしたときに、中のような、外のようなその間のイメージで、そこに人が集って、みんなでもこっそり1人でも使っていけるイメージが縁側だったんでしょうね。

伊藤 今回の移動式図書館を始める前に「あらゆるところで繋がりをつくる 動く秘密基地のような移動図書館をつくりたい!」という館長からの声もあり、みんながいろんな所で使っていくイメージをしながら設計のアイデア出しが出来たのはすごく良かったですね。

九里 そうですね。さて、実際の設計の画像を見ながら、伊藤さんが本設計で大事に考えているポイントを聞いていきましょう!

伊藤 はい!!まず一つ目は、先ほども話した、縁側の部分です。

お店として使うときはカウンターとして、中に入って使うときはちょっとした台として、人が集うときの一つの接点としての縁側を作ってみました。
本棚を置いたり、商品を置いたり、用途が違う時も使いやすいものになっています。軽トラックという物体を考えると、中でというより、外から使うのかなと想像しました。そこから、開放的で、寄り付きやすいもの。馴染みのなるデザインを心がけました。

九里 ふむふむ。なるほど。この形なら、模型ワークショップの中で出たお話会をしたい!1人でゆったり使いたい!DJブースにして、みんなで楽しみたい!というどんなシーンでも対応出来そうですね。

伊藤 では次に2つ目。中の本棚が、がばっと動く点です。
やはり、みんなが使っていくことを考えると、用途が狭まるものにしたくなかったです。でも、テラソが使うことを考えると、本棚がキチンと載っていることも必要不可欠。そこで、本棚を箱を組み合わせるものにして、外に出せるものにしました。
そのことによって、内と外がゆるやかに繋がるものとして箱が使えて、また板を上に置くと机になったりと、さまざまな要素に変形できます。

九里 この箱のアイデア、すごくいいですよね。志賀館長から、やっぱり本を動かすの一冊一冊動かすの大変だから一気に動かしたいんだ!という声もあって、全部解決出来るアイデアなんじゃないかなと思います。
このモバイルハウスの周りに箱が置いてあって、そこにいろんな世代の人たちがモバイルハウスを使ったり、箱に座って休んだり、本棚で本を選んだり、すごくその様子が思い浮かびます。

伊藤 最後の3つ目。半透明の壁にした点です。

九里 うんうん。この壁、設計を見たとき、おーー!と思いました。
伊藤 やっぱり、町の中に置いたときに馴染むこと、なにか町にもたらすものがあることがあるといいと思っていて。
町に馴染むように木をメインで使っています。でも、壁まで木にすると全く抜け感がでないというか、町に開かれた感じが出なかったんですよね。半透明の壁を用いることで、その点をクリアしました。
また、テラスのテーマでもある「照らす」という要素も、この中に明かりを置くとじわっと明かりが漏れて行燈のように使えるのではないかと思ってます。

九里 ありがとうございました!設計の意味を聞くとワクワクする感覚があるなと感じました。
使ってほしい皆さんと作る所からやっていきたいですね。

ーー
\制作ワークショップのおしらせ/
来週の7月27日から実際に今回の設計を組み立てるワークショップを行っていきます。1時間でも1日でも大歓迎ですので、ぜひご参加ください◎

日時:7月27.28日、8月3~6日
午前の部9:00~11:30、午後の部13:30~15:00
(開催期間は、毎日午前と午後開催しています。)
場所:小布施町立図書館 まちとしょテラソ
参 加:小学5年生以上 (それ以下の年齢は保護者同伴で参加可能。親子参加歓迎!)
持ち物:動きやすい服装・運動靴・タオル・飲み物・帽子・軍手・雑巾
※昼食はありません。丸1日ご参加される場合は感染対策のため一時帰宅を推奨します。
申込方法:https://forms.gle/9offs6ZanUuuFUK37


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