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#8 人生を変えた『こんまりメソッド』

オシダナ(推し棚)は、小布施町民の方々、テラソ利用者の方々の推しの本たちをご紹介していくコーナーです。不定期更新。

本日、お話を伺ったのは、今年9月に小布施に移住し、地域おこし協力隊ゼロ・ウェイストチームとしてゴミ0の町づくりに取り組む古木さん。古木さんに影響を与えた一冊は?

古木:こんまり(近藤麻理恵)さんの『人生がときめく片づけの魔法』!一択です!

志賀:一択!の熱量から、ただのお片づけ推進本ではない感が伝わってきます (笑)

古木:確かに単なる片づけ本じゃないですね(笑) この本、実は私がゼロウェイスト活動を始めたきっかけでもあるんです。

志賀:え!古木さんのゴミ0活動への熱意に繋がっているんですか…!それは大きい。かなり徹底してゴミを出さない生活されていますし、なんならゴミ0活動は趣味と言い切るくらいピュアに熱心に取り組んでいらっしゃるイメージがあります…!

古木:いやいや、お恥ずかしい(笑) 私は、実はそんなに最初は片付けや、ゴミを出さないということに関心はなくて、むしろ困っていたんです。
8年前、片づけをしてはリバウンドするのを何とかやめたくて手に取ったのが『こんまりメソッド』との最初の出会いでした。
トキメくかトキメかないかで物を整理していくんですが、「トキメキ」で意思決定をする方法が目から鱗でしたし、とても丁寧なガイドで小さなことからはじめられるんです。実践以降、私まだ1回もリバウンドしてません。

志賀:え!それはすごい。8年間、うわこれ片付けなきゃ―…の憂鬱を抱えずに生きてるってことですか?

古木:はい、朝起きて身の回りにはトキメクものしかないので毎朝最高です。ひとつのものをとても大事に出来るようにもなりました。

志賀:ひとつのものをずっと大事に…確かに現在のご活動にも繋がりそうですね。

古木:そうなんですよ。この手法で片づけをする中で気づいたことがあって…。それが、自分が全くゴミ箱にトキメかないという事実でした。ゴミが溜まっていくのが嫌で、溜める箱があるからいけないんだと思い、思い切ってゴミ箱を捨ててみたんです。

志賀:ゴミ箱を!捨てる!ゴミはいずこに!?

古木:ゴミは即捨てていました。とにかく視界にゴミがないようにと(笑) そんな生活をしながら地元を出て東京の街に繰り出したある日、街中のゴミの量に愕然としました。それでハッとしたんです。自分は自分の視界からごみを消してスッキリした気になっていたけれど、どこかに皺寄せがいっているだけで、何も変わっていないんじゃないかと。そこからですね、ゼロウェイストが生活の一部になっていったのは。

志賀:なるほど!自分が良ければいいのではなく、そもそもゴミ自体を出ないようにすることに関心を持ち始めたと。こんまりメソッド恐るべし…。ただの片づけ本じゃないですね。自分や世の中との向きあい方を教えてくれる感じですね。

古木:本当に。仕事だけでなく、人間関係や日々の振り返りのときも助けられています。人によってトキメキのポイントは違うので、正解がないですし、人それぞれだと思えるところが好きです。

志賀:素敵です…私もトキメク家で生活したい!素敵なお話を聞かせて下さり、ありがとうございました。


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