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【朗読日記】青空文庫『フランダースの犬』についてと朗読所感

下手くそな素人朗読で、青空文庫の『フランダースの犬』(菊池寛訳) を読んでみました。自分としては8こめの朗読になります……といってもまだ途中なのですが……。

今回のMy朗読モード

(う~ん……)このお話は私には非常に読みづらく、何度か読み直しもしたりして声は割れてくるし……と、もうモードどころじゃなかったです……。
なるべく物語の雰囲気に合った読み方をしたいと思っているのですが、今回は同じ調子で読めない欠点が”モロに”出てしまいました……。

「朗読リレー」だと思って聞いて欲しいですw。

動画モード

今回もちょっと遊び心(?)のあるものにしてみました。
内容的にはちょっとした雑学や解説、そしていつもの”つたない読みのための補助”といった感じでしょうか……。

動画はこちら

お話の概要と感想

これはもう知らない人がいないくらいの内容なうえ、まだ終わっていないのでちょっとスルーです。

~素人読み手のつぶやき朗読所感~

この『フランダースの犬』は悲しいことに、とにもかくにも、私には非常に読みづらいものでした。

朗読の所感①:ネルロの発音が難しくて「ネロ」が恋しい!

朗読(というか読み上げ)を聞いてくれたことがある人はご存じのことと思いますが、私は50音の半分近くの発音があやふやな人なのです……。そして音の組み合わせによっては、これがさらに酷くなってしまうのです……。

そんな私にとって、この物語における<ネルロ>という名前は本当に本当に鬼門なのでした!この名前の発音が、非常に難しいのです!

それで思い出されてくるのは、この『フランダースの犬』はアニメ化されたこともあって日本でも非常に有名なお話ですが、その際の彼の名前は「ネロ」だったということなのでした。
この手のお話における翻訳の大家・村岡花子さんの訳でもネロになっています。
しかもネロは「Nello」。

だから<ネルロ>にひっかかる度に<ネロ>という名前が恋しくて愛しくてたまらない――、もう何度<ネロ>に変えちゃおうかなと思ったかしれません(w)。

まぁさすがにこれは控えましたが、それくらい<ネルロ>は私にとってキビシイ名前なのでしたw。

朗読の所感②:<”て”止め>の連続に辟易!

文章そのものも難しい……。

前回読みあげた菊池寛さん訳のお話は『アリ・ババと四十人のどろぼう』だったのですが、そのときには接続詞「そして」の連続使用がリズム的に泣かされるといいましたが、今回は<”て”止め>の連続に泣かされてしまいました。

ここでいう<”て”止め>の連続とは、

 ~て、~て、~で、

などといった調子で文をつないでいく書き方のことなのですが、ですます調の地文のなかで上手くリズムがとれず、いったいどう読んだら、これが頭にすっと入るようテンポよく自然に読めるのか、とんとわかりませんでした……(涙)。

これをうまく読めるプロの人達は、本当にすごいです!

朗読の所感③:歌って音痴なら、朗読しても音痴だった!

長文なうえに読みづらく、こうして失敗を繰り返してやり直したりすることで思い知らされた現実は、

「歌って音痴なら、朗読しても音痴!!」

という自分自身のことなのでした(◞‸◟)!

同じ調子で読もうとするのですが、はて、なにか違う……ということに――。

でも考えてみると、然もありなん――と思わざるを得ないです。音痴というのは結局自分のなかで思っている”調子”とまったく違うものが外へとびだしてしまううえ、再現もできないわけですから。

”音痴が歌う歌”というのは、毎回違う歌になるのですよねぇ……(p‸◟)。

声優さんに歌の上手な人が多いのも納得ですw。

朗読の所感④:”記憶”のせいで泣けてくる……

それはそうと、このお話の結末を知らない人はほとんどいないと思います。当然私も知っていますし、ついつい先を読んだりもしてしまいます。だけどもそのせいで、”現在の彼らの「幸せ」”を読んでいるだけでも泣けてきてしまうのです。そうなると……………当然読めません……………。

結論:本当に読みづらい!

ということで、菊池寛訳『フランダースの犬』は、様々な理由で――半分は笑える理由で――、私には本当に本当に難しい作品なのでした……。

(実際のところ、私にはちょっと無理だったな……というのが本音ですが、とりあえずは下手なりに完結めざしてがんばるぞっ!と思うところです。)

青空文庫 作品情報

【作品情報】

青空文庫「図書カード:No.4880」の作品です。https://www.aozora.gr.jp/cards/001044/card4880.html

作品名:フランダースの犬
原題 :A Dog of Flanders
著者名:ド・ラ・ラメー マリー・ルイーズ 
訳者名:菊池寛

底本:小学生全集26
出版社:興文社、文芸春秋社
初版発行日:1929(昭和4)年5月23日
入力使用版:1929(昭和4)年5月23日
校正使用版:1929(昭和4)年5月23日

入力者名:大久保ゆう
校正者名:門田裕志

TEXTファイル作成日:2003-11-06(修正日:2005-12-17)
TTZファイル作成日:2003-12-22(修正日:同日)
XHTMLファイル作成日:2003-11-06 (修正日:2005-12-17)

青空文庫ボランティアのみなさんに感謝感謝です。

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