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「俺たちに明日はない」 (映画 1967)

小学生の頃に映画雑誌の付録でストーリーを知り、実在のボニー&クライドの物語も知っていたが、本編を見るのは初めてだった。

冒頭のフェイ・ダナウェイ=ボニーの美しさ。
彼女がどうしようもない現状の虚しさから犯罪者への人生に踏み出す、その一連の流れの描写は素晴らしいと思った。

彼女を見出したクライド(ウォーレン・ビーティ)の伊達男振りも良かったけれど、そこから先は一切共感できない。
なぜ強盗なのか、功名心の為だけの犯行に思われるが、にも関わらず使えない兄夫婦と合流するくだりは意味不明。
計画的に見えて穴だらけ、C.W.モスにおいても端からダメフラグ立ちまくりで、案の定の結末。
そういう点では、もうどうしようもなく救いのないB級映画だと断罪したい。


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