すぐ死ぬんだから (ドラマ)
78歳のハナ(三田佳子)は、「人間60以上になったら実年齢に見られない努力をするべきだ」という信条を持っている。嫁と小競り合いしたり、街中で読モにスカウトされたりしつつ、優しい夫(小野武彦)と穏やかな隠居生活を送っている。
かつて"OLの教祖"と崇められていた内館牧子先生、とうとう女の終活ドラマを手掛けた!期待以上の面白さで、終活なんてまだまだ先な中年世代にも受ける内容。
実生活ではいろいろあった三田さん、同年齢のヒロインを軽やかに演じている。余談ながら、娘役の松下由樹がちょうど自分と重なる。視聴者が感情移入できるキャラクターの存在が、優れたホームドラマの鉄則ともいえる。
人生100年と言われている昨今、どのように歳をとり、どのように死んでいけばいいのか。自分の理想を考えながら見られるドラマである。
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