【滋賀】地域の自然と一体となるお菓子屋さん-ラ コリーナ近江八幡-
本日は、滋賀観光で行きたい名所ランキングの上位に入る「ラ コリーナ近江八幡」に来ました。
滋賀県 近江八幡市は琵琶湖東岸に位置し、町の風景のシンボルともいえる八幡山や日本遺産にも認定されている水郷がある自然豊かな街です。
そんな自然豊かな街に2015年に「ラ コリーナ近江八幡」はオープンしました。
「ラ コリーナ近江八幡」は、お菓子メーカー「たねや」が自然を愛し、自然に学び、人が集い繋がりの場として創られた複合施設です。
広大な敷地内には、里山の中にいるような菜園や農園があり、その中を囲うように和洋菓子・パン・飲食店が立ち並んでいます。
今回は、「ラ コリーナ近江八幡」の自然に癒される空間と「たねや」の自然を愛すお菓子たちを紹介したいと思います。
屋根一面が芝に覆われた"草屋根"のお菓子店
まず、到着して一際目をつくのが「たねや」「クラブハリエ」のメインショップです。なんといっても建物全体がジブリの世界にでも出てきそうな自然由来の建物。
このメインショップは自然素材を使用した独創的な建築で知られる藤森照信さんが設計され、近江八幡のゲートとなるお菓子屋さんをつくりたいという想いから、非日常の自然の世界に引きつけられるような草屋根の建物ができました。
まさに、たねやグループの理念である自然を愛し、自然を学べるゲートとしてふさわしい建物だと思いました。
自然本来の個性的な姿を大切にした柱や壁、四季折々の色合いを見せる草屋根は日本の原風景「里山」の世界を回想することでしょう。
自然と共に生きるラ コリーナの癒される中庭
メインショップを抜けると広がるのは「自然と共に生きる」を体感できる風景が広がっています。
様々なショップに囲まれるように存在する中庭は、時期によって田園になったり、花畑になったりと四季によって楽しみ方が変わる「里」が広がります。
また、中庭には多くの人々が写真を撮るスポットとして人気な「土塔」があります。松が植え込まれた形が様々な土壁で、どこか可愛らしさを感じるようなモニュメントでした。
自然のものは、形も色も大きさも様々で、そのような凸凹があるからこそ魅力を感じ愛されるのだと実感しました。
以前藤森氏の故郷である長野県 茅野市に訪れた際にも少し感じてましたが、自然と共存する藤森氏の建築には人々を引き寄せる不思議な力があるのだとラコリーナに来て改めて感じました。
自然の豊かさに囲まれた"美味しさの発信地"
ラ コリーナの1番の魅力は、自然を楽しみ感じながら美味しいお菓子を食べれることです。自然がそばにあることによって、素材に感謝でき、お菓子をゆっくり深く楽しく味わうことができます。
大まかにメインショップ、カステラショップ、フードガレージに分けられています。
【メインショップ】
草屋根がシンボルとなるメインショップでは、和洋菓子の売店が並び、たねやの全商品やクラブハリエのバームクーヘンをお楽しみいただけます。職人が目の前でお菓子を仕上げる姿を目の前で見ることができます。
【カステラショップ】
百本以上の栗の木を使った店舗です。栗の木の温もりを感じながら、たねや自慢のしっとりとしたカステラが並ぶ姿はまさに森の中のお菓子屋さんです。
【フードガレージ】
10年、20年後の未来へ向けて、次世代を担う職人が挑戦する場で、カジュアルな美味しさを提供してくれます。ロンドンバスをシンボルとした倉庫にパン、マカロン、ジャムなどギフトショップが点在しています。
まとめ-ラ コリーナの今後の構想-
「ラ コリーナ近江八幡」では、自然を感じる開放的な空間で出来立てのお菓子をいただくという幸せを味わうことができます。
この施設はまだまだ発展途上で、これからも自然とつながる大切さを伝えるための物語が続くそうです。
森の中に点在する小さなお菓子屋さん、本物の野菜と出会うマルシェ、自然の中の保育園etc.
自然を感じながら新しい価値観を創り上げる姿を見るのがこれからの楽しみですね。
滋賀に行かれる際は「ラ コリーナ近江八幡」に立ち寄って、自然に癒されながら美味しいお菓子をぜひ召しがってみてはいかがでしょうか。
本日もご拝読いただきありがとうございました。
おぼろ豆腐の旅日記
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