私とバリ島の出逢い-5

そんな訳で、2011年の８月、再びバリ島ウブドを訪れた私。

この時は、あんかさ（現在は休業中）でライブを企画して頂きました。
のちの2014年のバリ島録音アルバム「Cantica」に参加してくれている
ギターのKoKoさん、パーカッションのArifさんとTrioでした。

そして、この滞在のメインイベントであった、見えない存在からのメッセージによる使命「アグン山登山」に挑戦。

登山口は「パサールアグン側」からと「ブサキ寺院側」からの２箇所があるのですが、真の頂上まで辿り着けるのはブサキ側からのみ。
もちろん「真の頂上」を目指してブサキ寺院側から約7時間の登山に挑みました。
ガイドのお兄ちゃんが「このコースはキツくて途中で引き返す人も多いから、無理しないで」と言ってくれたのですが、半泣き状態で根性で登頂！
下山は4時間ほどかかりました。
翌日は酷い筋肉痛でした！

「使命」と思い込んでいたこの時の自分は、正直、一体何の為の登頂だったのかハッキリしないままでしたが、思い返すと、この後に訪れるバリ島生活への許可だった様な気もします。
おそらく、バリの神様から「根性」を試されたのかなと。

森画伯はアグン登山を達成した全身筋肉痛の私を「キンタマーニ高原」の温泉へ連れて行ってくれました。
この滞在の間、森画伯と数日間を共に過ごし、最後に空港まで送っていただき、空港でお別れのハグをしたとき「この方の人生の最終章を私が共にする事になるかもしれない」と感じたのでした。

そして翌年2012年秋に森画伯と私は入籍。
私のバリ島⇄東京２住生活がスタートしました。

　　　　　　私とバリ島の出逢い-6へ続く