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わくわくする本棚を作ろう

 皆さんの家の本棚は、今、どんな様子でしょうか?
 先日、井庭祟さんの「コロナ時代の暮らしのヒント」を先日、読みまして、その中の「わくわくする本棚を作ろう」の章にかなり惹かれましてね。
 中でも「もう読んだ本をおくだけではなく、これから読む本を置くべし!」とか、「本棚を体系的に育てるべし!」(どちらも超意訳)とあるので、ううむ、その視点は無かったとなかなか勉強になりました。

 というのも、我が家は東西南北に本棚を置いているんですが、ほとんどは、読んだ本を置くための「棚」の要素が強くなっていて、「本棚」としての活用が出来てなかったなと反省しました。
 ※ちなみに、我が家の備え付けの本棚は、今、こんな感じ。

 ※さらに自分で組み立てて作った本棚はこんな感じ。

 ううむ、本当にただの本置き場と化してますね。
 そこで、まずは、備え付けの本棚のリセットから始めました。
 手前の京極夏彦コーナーをどけていくと、懐かしい昔の「怪」(角川書店)が!

 「豪華な同人誌」と言われていましたが、田舎に住んでいた僕は、毎回、本屋さんに取り寄せてもらって読んでいたものです。
 一旦、本棚の本をリセットして、さあ、どんな本棚にしようかと考えます。
 これから読む本を置くというのも良いんですが、何分、読まずに置いておいた本がたくさんあるので、なかなかこれは難しいぞと思いましてね。
 そこで、ちょっと考えたわけです。
 まず、一番上のコーナーは、京極夏彦関連の本を置いていた。その匂いはどこかに残しておきたい。
 そうだ、「京極堂」を作ろう。
 「京極堂」というのは、京極夏彦の「妖怪シリーズ」で、登場人物たちが、事件にぶつかった時に、相談に行く古書店です。
 自分も物を書く時に迷ったり、困ったりした時は、この棚の前に行ける、そんな棚を作ろう!と決めました。
 その本を何ページかパラパラと開くと色々な事象へのアプローチのヒントになる本を置いていこうと。
 その結果、こんな感じになりました。

※見えにくいところは、拡大してみてくださいね。
 じっくり考えていく為の姿勢や、表現に関すること、批評に関することが多めですかね。
 あとは短い時間で読めて完成度が高い表現が多いものですね。
 「絡新婦の理」は趣味です。

 次に2二段目ですが、森博嗣棚をどう改良するか?
 ふと、ハードカバーの「ヴォイド・シェーパー」シリーズが目に入りましてね。
 表紙が季節によって変わるので、本棚を庭に見立てて、季節ごとに変えていくのはどうかと試してみました。

 次に自分で作った本棚ですが、こちらもただの棚として考えるのではなく、枠として考えて、自分自身が部屋に居て気持ち良い置き方や読書欲をそそられる置き方がないか、考えてみました。
 結果はこんな感じです。

 まだまだ全部の本棚を改良しきれてないですが、改めて、昔の自分はどんなことに興味があって、今は何を必要としているのかを考え直すチャンスになりました。
 他の棚もガンガン変更していきたいと思います。 
 今、京極夏彦の本は「保留状態」として、我が家の床に置いてるんですが、これが厄介で棚を離れたことで、より手に取りやすくなったんですね。だから、ついつい手に取って読んでしまうんですよね。
 時々、寄り道しながら我が家の本棚をアップデートしていきたいと思います。
 皆さんの家の本棚はどうでしょう?

こんな大変なご時世なので、無理をなさらずに、何か発見や心を動かしたものがあった時、良ければサポートをお願いします。励みになります。