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【独身30代の中古マンション購入&リノベ②】新築高ぇワロス

「マンションでも買うか」。
そうは決めたものの、心の中の誰かがつぶやく。
「あーにゃしってる。とうきょうのしんちくまんしょん、くそたかい」。

そういえば「中古マンション、東京都心で1.1億円台」と、某メディアも報じていた。いわんや新築をや。くそっ。任天堂の記事のように飛ばし記事であってくれ。

なんということだ。私はもう、三ツ矢サイダーを片手に新築タワマンの高層階で民を見下ろしながら、ふわふわした茶毛の猫(名前はちくわ)を撫でることはできないのか。ちくわ、どこへ行くんだちくわ。(追記:ちくわは想像上の生き物です。哀しいね)

しかし、ここで一旦考える。そもそも私は住まいに何を求めているのか。私は遊びに来た友人から「それは何?」と椅子を指さされ、自慢げに「それはコンスタンティン・グルチッチの作品でね」と、聞かれてもいない作者名を答える哀しき独身である。物の置き場所はすべて決まり、部屋に求めるのは「調和」である。友人から付けられたあだ名は「椅子怪獣」である。

当時の彼女が初めて我が家に足を運んだときに「ここに、、、住んでるの?」と言わしめた思い出は、今も僕の胸を締め付ける。すれ違う人の中で、君を追いかけた。変わらないもの探していた。あの日の君を忘れはしない。時を越えてく思いがある。僕は今すぐ君に会いたい。(提供元:LyricFind、ソングライター:Hanako Oku、変わらないもの 歌詞(C)Universal Music Publishing Group)

すなわち、仮に新築が買える情勢であったとしても、私は既存の内装や間取りをよしとしない性分なのである。ならば答えは一つ。お手頃価格な中古マンションをリノベーションするしかない。

そうとなれば居ても立っても居られない。さっさと「どこの業者と進めるか」を決めなければならない。私はネットの海へと泳ぎ出すのであった。

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