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テレワークについて考えた

企業で働くものにとって2020年は大きな変化があった年になります。
その中でも、働き方の変化としてテレワークはかなりの影響があり、
どうテレワークと向き合うか考える必要があると思います。

今回は少し階層的に考えてみましたのでシェアしたいと思います。

問題提起:テレワークを楽になるだけのものと捉えてない??

テレワークに対する受け取り方について状況の聞き取りをする機会がありました
その中で、よく出てくるフレーズが以下になります。

・テレワークでも業務を対応することができる。
・業務について考える時間(集中出来る)を確保することが出来、質が上った。
・通勤時間 始業準備などが不要になったので、生活の時間効率が上がった。
・コミニケーションはチャットツールなどもあり十分に取れている。
・家族と過ごす時間が増えてQOLが上がった。

どうでしょうか?
比較的によく言われるような意見だと思います。

テレワークは素晴らしい!! というような雰囲気が蔓延しています。
テレワークはダメだなんって言うと、古い考えの人だと思われるのでしょう。

今回提案したいのは、
素晴らしい。素晴らしくないの2分化でテレワークを捉えず。
よりいい働き方をする為にテレワークをどう活用するかを考えるべきかと思っています。

テレワークのメリットは上記に上がっている意見である程度包括出来ていると思います。では、テレワークのデメリットを考えてみましょう

・マネージメント(自身も含む)が機能しにくい。
(仕事とプライベートの切り分けが難しい。業務状況を把握しにく )

・コミュニケーションの課題

・仕事がタスク化されていき、ゴールが達成する事ではなく遂行する事になる。

私が注目しているのは、コミュニケーションの課題仕事のタスク化です。
いや、全ての起点は仕事がタスク化が強烈に進んでいき、それに気づきにくい状況になっている事です。

業務をタスク化し、分担 分業化を行い 
業務内容を専門的に行う事で効率化を図る事は非常に意義がある事だと思います。

私自身それを推し進めたいです。

しかし、自身でなく会社や社会がそうしていくと言うことは、
自分の行っている仕事が、だんだん仕事から業務 業務からタスク タスクから作業に変わっていっている事を意識して行かないと、気がついた時に自身が仕事だと考えていた事は、作業と言う評価に変わってしまっている可能性があるのです。

そして、その流れはコミュニケーション不足が原因で、なかなか気づきにくい状況であると言う事です。

現状エース的な企画マンが考える商品企画アイディアは
気がついたら、検索システムが向上する事で、データベースに蓄積された他社実施の企画集に記載されているアイディアを流用 参考する事でアイディアを考える事は過去実績を検索する作業へと変化するかもしれません。
(0から企画を考えるより、過去の内容を流用 進化する方が効率的ですよね?)

その変化を気づくことが出来る環境を作れるでしょうか?

テレワークにおいて、仕事のなかの自分の業務を遂行する事 そしてそれの業務の効率化だけに意識の重きをおくことは、時代 会社 周りの変化に気づきにくなります。

社会や会社は今必要なものを(効率的に)求めてきます。
先ほどの具体例で言うと、オリエン資料をチャットで送ると期限までに、様々な角度で考えた提案書を作ってくれる企画マンは今非常に重宝されるでしょう。


しかし、その業務は必要な物ではなく、どうでもいいものに変わっているかもしれません。その潮目は自分で気づかないといけないですし、その潮目の為に次の能力開発をしていく必要があると私は考えます。

これは個人の視点で考えた場合になりますが、
会社組織として考えた場合 気がついた時に仕事をしている人材ではなく、
業務をこなしている人材しか存在しない状況になっているかもしれません。

その会社は他社と競争に勝てるとは思えません。

個人も会社も、このテレワーク環境をただ働き方が楽になっただけと捉えずに、
情報を取りにくくなったと言う意識も持って、効率化されて生み出された時間で
新しい仕事を考える時間を作って頂ければと思います。

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