小さな光

いつもの窓から  朝日を眺めた
いつもの風景が  照らされていた
ふと、小さな光が  目に飛び込んだ
遠くの山で  白く光っていた

灯台が照らす  灯りだろうか
ゆっくり光ったり  消えたりしている
それまで気づくことが  なかったものだ
それまで光ることが  なかったのだろうか

呼んでいるかのように  何度も光る
思わずそこへ  走りたくなる
僕のための  光だろうか
僕が求める  光だろうか

きれいなきれいな  光だけど
僕の行くべき場所は  そこじゃない
僕の求める光は  僕の中にある
僕の行くべき場所は  僕の中にある

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