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凄まじいAIの進歩と、AIと保険営業の協業に向けたサービスアイデア

2022年、AIが凄まじい進化を遂げました。
正確にいうと、技術的な進歩は数年前に実現されていて、パラメータ数や学習データセットの量が飛躍的に増加したことで、画像生成・文章生成が飛躍的に進化しました。
今までずっと「今後30年は保険営業がAIに置き換わることはない」とお話ししていたのですが、「意外と10年ぐらいで一部は置き換わり始めるかも?!?!」と思うほどで、焦り始めました。。

AIが人間と同等の言語生成能力を持ち始めた?!

具体的には、最近登場したAI(ChatGPT)が凄いです。。
以下3つのパターンを試してみました。

①AIに保険営業を讃える詩を書いてもらう。
②AIに「今後AIに置き換わってしまう保険営業はどんな人か?」を教えてもらう。
③AIに「保険は必要か不要か」というテーマで1人2役でディベートしてもらう。

以下に画像がいくつか出てきますが、後者の回答はAIが瞬時に数秒で書いたものです。

①AIに保険営業を讃える詩を書いてもらう。

保険の本質を捉えられていてすごい

②AIに「今後AIに置き換わってしまう保険営業はどんな人か?」を教えてもらう。

「AIに完全に置き換わることは難しい」とAIが教えてくれる🥹

③AIに「保険は必要か不要か」というテーマで1人2役でディベートしてもらう。

丁寧に指示を出すと、一人二役でディベートを開始してくれる
かなり良い感じにディベートが進行(この後から堂々巡りになります…)

「これがAIが作った文章なの?!」と思うような精度になってきていることがお分かりいただけるかと思います。
※ChatGPTは今のところ無料で簡単にアカウントが作れるので、保険業界の皆さんにもこちらのリンクからぜひ一度お試しください!

もちろん、「保険営業を讃える詩」を作ってもらうのは1回で十分ですし笑
他にも以下に挙げるような課題が存在しています。

・最新の情報を知らない(例えば、コロナに罹患した場合の入院給付金の支払い要件が2022年9月26日から変わったことをこのAIは知らない)
・保険の商品に関する詳しい情報を知らない
・回答が正確かどうかの判断は別途必要
・AIがどこまで募集関連行為/募集行為をして良いのか?

一方でこうした課題も、データの蓄積や技術的な発展によって近い内に解決される可能性は高そうです。

AIと保険営業が共に協業する未来を描きたい

私は「AIよりIA」の未来の方が良いと考えています。
保険営業がAIに置き換わるというよりは、保険営業をIA(Intelligence Amplifier:知能増強)する、すなわち保険営業をAIが支援するという未来です。

そこで、早速、上記のようなAIの進歩を、保険営業の方々に"今"ご活用いただけるようなサービスを作れないかと検討を始めました。
具体的には「AIがオンライン商談に同席して対応履歴を自動作成してくれるサービス」を考えています。

昨今の顧客本位の業務運営徹底の流れに伴い、対応履歴の記録は必須となっています。一方、商談中のメモや商談後の対応履歴の入力には大きな負荷がかかっているかと思います。
私自身も物忘れが非常に激しいため、打ち合わせ中はせっせとメモを取っています。しかしながら、議論が白熱して、一番盛り上がった時ほど、メモが取れなくなります。

誰かが全部自動で記録しておいてくれたらなとずっと思っていたのですが、ついに実現可能な技術水準になってきました!

さらに以下のような機能も付与できると良いなと考えています。

a. 金融/保険業界に特化した辞書データ等を活かして、文字起こしの精度を高める
b. オンライン商談のサマリーを箇条書きでまとめる
c. オンライン商談中に出てきた顧客情報(年収xx円、貯蓄額xx円, etc.)などの情報が自動で抽出される

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