見出し画像

映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』監督記:44 講演会

2021/9/5 快晴。名古屋駅3番ホームの立食いで海老天きしめんを食べる。旨い。きしめんに必ずのってる鰹節を抜いたら出てきてすぐの香りは半減するのか?といつも余計なことを考えてしまう。特急しらさぎに乗って福井での樋口さんの講演会を撮りに行く。9月の田んぼは、お米の品種の違いによって色とりどりで眺めていて飽きない。
会場のユー・アイふくいは700名入るホール。コロナ感染防止で席数半分。どのくらい人が集まるか主催者の方達は心配だったろうがかなりの人が入った。さすがは樋口さんが大飯原発判決を下した地元であり“原発銀座”と呼ばれる福井県だ。でもコロナ禍じゃなかったらもっと盛況だったに違いないと思うと少し残念だ。

2014年のあの判決の瞬間に“司法は生きていた!”と書かれた旗を広げた原告の方、地元の弁護士さんなど自分がカメラに収めた人たちが会を進行させてゆく。
登壇した樋口さんは大きな会場とお客さんの数にノッているのか、これまで見た講演よりもイキイキされている感じだ。

かなりイケてるギャグを放つ樋口元裁判長


この日の講演会は映画の冒頭で重要な役割を果たした。大きな会場、スポットライトに照らされた樋口さん、冴えたお話しと一流のシニカルなギャグ、そして静かで強い怒り。樋口さんの登場感と主役である圧倒的存在感をビシっ!と撮ることが出来た。

宣伝費を募るクラウドファンディング


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?