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映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』監督記:13 クランクイン
2021/5/08 快晴、風が強い日だ。撮影機材を車に乗せ、近藤さんに会いに福島県二本松市笹屋へ。スタッフは自分一人のクランクインだ。ひっそりとした街道から細道に入ると笹屋営農型発電農場の工事現場が広がる。東京ドームの面積超の敷地は重機で整地真っ最中。
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国有林と大変綺麗な清流に挟まれ、まだ雪を冠した名峰安達太良山・通称おっぱい山が見える。ここに二本松市1万9千世帯のおよそ1割を賄える巨大営農型発電農場が出来上がるまでを撮る。とても映画的だと思う。
近藤恵さんと初めて会う。40歳。20代の終わりまで有機農業に勤しんだ人が原発事故のせいで廃業しなければならなかった悔しさは自分の想像を絶する。創作者として出来ることは、この広大な土地に人生を賭けて挑む姿を写すことだけだ。
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近藤さんはとてもよく喋り、よく笑う人だ。農業のことを全く知らない自分に精度の高い言葉で分かりやすく説明してくれる。カメラのファインダーは劇場に繋がっている。明るい表情と手振り大きく話すその姿がスクリーンで映えることがわかる。しかも男前だ。ナイスキャスティングじゃないか俺よ!
映画公式サイト
https://saibancho-movie.com
宣伝費を募るクラウドファンディング
https://motion-gallery.net/projects/saibancho-movie
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