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映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』監督記:53 ハーベスト

2021/10/10 晴れ。雨が長く続いたために二本松の大内さんの稲刈りは日曜日になった。有機無農薬で50年超の歴史のあるこの田んぼは25アール。たとえばこの2枚半の田んぼをソーラーシェアリングにした場合、20人分の腹を一年間満たし、20世帯の電力を一年分賄えるようになる。この取り組みを日本中の農家さんがやれば原発など不要だ。そんな希望に満ちた話を近藤恵さんから教わったとき、この映画は日本のエネルギー自給と食料自給どうするのかというテーマを孕んでいることに気づかされた!

鎌で稲穂を刈る大内信一さん

お米が刈取られる様を撮るのはいい。ファインダーを覗きながら無性におにぎりが食べたくなる。コンバインを仮面ライダーばりに操る督さん、そのあとを追ってコンバインでは刈れない稲穂を鎌で刈取る信一さん。被災から立ち上がるお二人の収穫のシーンは作品の中で、とてつもなく重要なシーンになると思った。
 
刈取りが終わる頃、信一さんから「礼拝一緒に行きますか?」とお誘いを受けた。信一さんはクリスチャンだ。自分は無宗教なのだけれど、娘たちが幼稚園の頃に通っていた礼拝の雰囲気が好きだった。信一さんの車を追いかけて教会に向かった。
映画公式サイト
https://saibancho-movie.com

宣伝費を募るクラウドファンディング
https://motion-gallery.net/projects/saibancho-movie


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