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「川尻こだまのただれた生活」川尻こだま

もうおっちゃんにはついていけません。
ツイッターにTiktokだのいろいろな発信手段で、小説だの漫画だのが発表されている。
とnoteに投稿している身の癖に言ってみたりする。

びっくりしたのがさ、AMAZONのKindleストアに無料漫画ってあるのよ。
「金色のガッシュ」とか名作の最初の何巻とかが出ているのは、販売戦略と思って納得できるわけ。
確かに無料の1巻につられて、その後全巻買っちゃった漫画あるもんね。
でもインディーズってなんだと。
Kindleに無料で出すってことを前提に、書籍化を手伝ってもらってるってことなのかな?
とにかく色々出てる。
本作も全7巻の漫画なのだが、全7巻無料なのよ。
もとはツイッターに投稿していたそうで、タダで読もうとすれば読めるから、そんなもんかとも思いつつ。
時代がかわったなと。
こうやって新しい、一見どうやって儲かっているかわからないけど、収益を出す仕組みを作る天才がどこかにいるんだろうなぁと思った。

と、背景はさておき、本作の紹介をしよう。

本作は苗字は川尻、名前はこだま、という女性のだらだらした日常を描いている作品だ。
酒が好きでしょっぱいものと油が好きで、食欲や睡眠欲に忠実な主人公、というかエッセイマンガだから本人?が面白い。
そして共感できてしまう。
共感出来たらやばいのか?笑

日本は世界中の人にびっくりされるくらい、綺麗で制度がしっかりしているという。
「お天道様が見ている」という思いか、外では特にしっかりしなければならない。
ルールを守り、浮いたことはしないように、こんなにきちんとマスクつけているのも日本だけでは?
その分家の中ではぐずぐずでもいいじゃないか、と本作を見て思った。

仕事の合間に15分寝るつもりが、8時間寝ちゃったり、寝すぎないように仮眠は床の上と決めているのに、だんだん設備を充実させて熟睡できる環境にしてしまい、仮眠とは?と自問自答したりとか。
朝と昼に食べ過ぎたから、夜は抑え目にしようと野菜スティックかじってたら、足りなくてベーコン炒めて、カップ麺食べて、とか。
自分にも共感するところのある怠惰さが、あるあるとなって面白いのだ。

ちなみに、今のところ一番共感したのが、チキンラーメンのテンションの話!!
完成した瞬間が120%で、食べると30%ってとこが”わかるー”なのだ。
あるよねそういう食べ物。
食いたくなるんだけど、食ったら違う!!みたいな笑

いやーただで名作みつけちゃったわ。


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