オリジナルの視点×実現可能な方法の提案は、強いコンテンツになる
最近、ひょんなことからフリーの保育士さんと知り合って話す機会があった。
フリーというのは夕方に保育園や小学校からお迎えに行って、親御さんが帰ってくるまで、夕食を一緒に食べたりお風呂に入れてあげたり遊んだりしてくれる、残業したい・夜働かないといけない親御さんたちのためのサービスだ。
自分はサラリーマンの父と専業主婦の母、あとご隠居の祖母に育てられたので、学校から帰れば大体大人が誰かしら家にいる状態だった。だが共働きしている友人の話を聞くと、夕方に職場を後にしたり、お子さんと心安らかに夜過ごすのは、なかなか難しいものがあるみたいだ。
お父さんなんだから・お母さんなんだからと苦しまず、いっそのことフリーの保育士さんに保育園から帰った後のことを外注するというのも、現代では一つの手かもしれない。
たくさんのご家庭とお子さんたちを見てきた彼女曰く、優秀なお子さんたちにはある共通点があるとのこと。
気になった私は「なんですかそれは?やっぱり遺伝ですか?」と身を乗り出して聞くと、どうやら遺伝でもないらしい。
成績が良かったりコミュニケーションがよく取れるお子さんの特徴。それはエビデンスは全くないが「シンプルな味付けのご飯を好む子」だそうだ。
お出汁の効いたお吸い物なんかをおいしいと言って喜ぶ子は、彼女曰く「この子は将来大成するわ」と思わせる何かがあるらしい。
逆に濃い味付けのもの、あるいはファーストフードしか食べられない子は、すぐに怒ったり泣いたりしてトラブルをしょっちゅう起こしたり、落ち着きがない傾向にあるとのこと。
すごく手間暇をかけた料理というより、塩おむすびだったり素うどんだったり、素材の味を引き立たせるような料理がお子さんにはいいみたいだ。
こんなことを書くと偏食のお子さんを持つ親御さんを不安にさせてしまうかもしれないが、自分の知人のお子さんは全然食事に興味がなく、一口二口食べて「もういらなーい」とお菓子を食べるような子だった。でも下記の場所で野菜の収穫体験をさせてもらったことをきっかけに、食事を頑張って食べるようになったということがあった。
食育に遅すぎるということはないようだ。
・・と、こうした事実かどうかはわからないけれど、その職業の人だけが知っている豆知識みたいなのは面白い。
日本の実用書の歴史に燦然と輝くベストセラー本「ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣」も、元CAさんだからこそ書けた本だ。
そしてそのシンプルな習慣とやらも「メモをとる」とか「CAさんに優しくする」とか、なんだかすぐにできそうなものばかり。この本を読めば将来ワタシもファーストクラスに乗れるかも?と本屋さんの前を通る人にアピールする力がある。
最近でいうと女優のMEGUMIさんが書いてベストセラーになった「キレイはこれでつくれます」という本も、きれいになるファーストステップとしてシートパックを挙げている。
簡単に始めやすいイメージのシートパックを最初のページに持ってきたのが勝因だったのだろう。これが最初のページに「1日2時間筋トレしろ」とか書かれていたら、ここまで売れなかったと思われる。その人だからこそ見える視点×実現可能な方法の提案、というのはかなり強いコンテンツなのだ。
「強くて優しい子になる、保育士さんが見てきた食事」って本、書いてみませんか?と保育士の彼女に聞いて見たところ、いや〜需要ありませんよと断られてしまった。需要、あると思うんだけどなあ。
今日もお疲れ様でした。
激動の時代、必要な人に必要な言葉を届けるための文章教室をしています。
入門クラスは毎月開催中。
8月は22日(木)と24日(土)、まだまだお席ございます。
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