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-海月/母胎回帰/水母-

(海中、或いは月の写し鏡より幻燈のあかり)




海に浮かぶ月と海月が重なる。

その光景はまるでカーテンの傍で

揺り籠に揺られて安らぐ赤子の姿にも、

光る我が子を守ろうとする母自身の姿にも見える。



「海月」は、月を身籠り母となって

遂には「水母」になったのだ。



(月光は灯籠に至る
 海月/水母は胎児の記憶を繰り返す
 幻燈のあかり、揺らいで消える)

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