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より高い次元での解決策(仮題)

アインシュタインの有名な言葉のひとつに、

「私たちが直面する重要な問題は、
 その問題を作ったときと同じ思考のレベルでは解決できない」

という言葉があります。

これは、どういう意味でしょう?

ずいぶん以前に、数学のノーベル賞と言われている
フィールズ賞を受賞された広中平祐氏の本を読んでいたときに

彼が「特異点の解消」という難問に取り組んでいて
なかなか解決の糸口が見つからなかったとき、

次元を上げて考えることで、

ものごとがシンプルになり
解決法の糸口が見つかった、

というようなことが書かれてありました。

詳しくは忘れましたが、

確か、6次元で解こうとしていても解けなかった問題が、
7次元の考え方にを取り入れたら、解けるようになった、
とか、そんな話だったように記憶しています。

もうずいぶん前に読んだ本なので、かなりいい加減なことを
書いているかもしれませんが、

そのときは、

「へぇ〜、そういうことがあるんだ」という印象が残っています。

もともと広中氏は物理学を志していたのですが、

大学の講義を受ける中でアインシュタインの相対性理論などの
数学の概念に興味を持つようになり、数学に転向した人です。

アインシュタイの有名な言葉も知っていたのでしょう。

「同じ思考のレベルでは解決できない」というのは、

要するに、次元を上げて考えれば解決できる、ということです。

例えば、アリが地面を歩いていたとします。

厳密に言えば、アリも三次元に住んでいますが、

私たちから見れば、ほぼ地面(平面=2次元)と同じなので、
2次元に住んでいると仮定します。

そうすると、3次元に住んでいる私たちから見れば、

平面に住んでいるアリがどこを歩いていて、どこに行こうと
しているかは、ひと目でわかってしまいます。

逆にアリから見れば、

私たちがアリの歩いているすぐ目の前を歩くと、

どこからともなく、青天の霹靂のように
人間の足が目の前に出現することになります。

まったく予測がつかない出来事です。

しかし、3次元から見れば、

2次元の出来事は手にとるようにわかり、
2次元では不可能なことも、簡単にできてしまうことがあります。

同じことは

1次元と2次元の違いについても言えます。

A点からB点への直線上(1次元)に障害物があると、
1次元だけの世界だとA点からB点にいけなくなってしまいますが、
平面だと、少し迂回すれば、簡単に行けるようになります。

なぜ突然こういう話を紹介したかというと、

私たちの世界の中では、

瞑想の空(くう)の次元というのが
最も高い次元だと言われています。

Oshoによると、

この目に見える物質の世界は1次元で、

思考や感情の世界は2次元、

愛や魂の目に見えない世界は3次元。

そしてさらに第4の次元がある、と語っています。

その第4の次元は

存在、空、無、タオ、

など、

いろんな言い方がされています。

その空(くう)の次元が最も抽象度が高く、
第4の次元と言われています。

生物の進化は、

単に物質として、
肉体のサバイバルだけで存在していた
1次元の段階から、

思考や感情を持つようになり、
文明の利器を発達させてきた
2次元の段階。

さらに精神的に高度になり、

魂に目覚め、愛に目覚めるようになった

3次元の段階。

というふうに、

人間はより高い次元を獲得することで、

それまで解決できなかった問題を解決し、
進化してきたと見ることができます。

逆に言えば、

問題を解決するために、
より高い次元での解決策を手に入れてきた

というふうに言うことができるかもしれません。

私たちは、今、2次元のマインドの世界から
3次元のハートの愛の世界へと進化している段階に
あるように思われます。

マインドの世界では行き詰まった世界も、
ハートの愛によれば解決が可能になるでしょう。

例えば、私たちが直面している、
戦争やいじめや飢餓の世界も。

そしてさらなる究極の世界は第4の次元です。

それは仏陀が悟りを得て目覚めた次元とも言えるでしょう。

それはある意味、
人間の進化の究極的な段階とも言えそうです。

それは瞑想によって可能となる世界のようです。

Oshoは

「瞑想は人間の唯一の希望だ」

と語っているのは、

人間というのは、その瞑想へと
進化していく運命にあるようです。

だから、

「瞑想が死ぬ日、
 人間も死ぬからだ」

と語っているのかもしれません。

今は人類はコロナの問題に直面していますが、

ある意味、人間として生き延びるのか、死ぬのか、
の分岐点にあるのかもしれません。

なにかに目覚める必要があるのかもしれません。

瞑想は
あなたの最も内に秘められた存在だ

あなたのその呼吸の中に秘められ
あなたのハートの鼓動の中に秘められ

あなたの中に秘められているもの
それはまさに、瞑想にほかならない

      OSHO

そんな秘められたものを探求したいと思われたなら、
そのヒントはここにあります。

このラハシャの「瞑想プログラム」では

日常生活に瞑想と気づきをもたらす
具体的な方法やエクササイズが随所に
語られています。

身体的な問題、
怒りやトラウマなどの感情への対処の方法、
人間関係の問題、
メンタルの問題、

それらはこれまで心理学的なアプローチが
なされてきました。

心理学的アプローチは、二次元的なアプローチ
マインドによるアプローチです。

しかし今では、アンガーマネジメントなどでも
マインドフルネスの方法などが取り入れられるように
なってきています。

Oshoは、

どんな問題を尋ねられても、
私にはただひとつの薬(メディスン)しかない。

それはメディテーション(瞑想)だ

と語っていました。

このラハシャの瞑想プログラムでは、
そういう瞑想の処方箋を実践する方法を学びます。

興味のある方はご覧ください。

OAU
えたに


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