ドイツやタイで進む大麻の合法化
ドイツ政府が2022年10月26日に少量の嗜好用大麻の購入&所持を合法化する法案を閣議決定したとのこと。
これが実現すれば、欧州で最も寛容な大麻政策をとる国のひとつとなります。
ヨーロッパでもオランダをはじめとして大麻の合法化が進む国も増えてきましたね。
医療用に限らず嗜好用までもドイツは合法とするので一気に普及が進みそうな雰囲気です。
内容ドイツでは今後、EUと国内の議会承認を得る必要があるそうなので、法制化はおそらく2024年頃になるそうですね。
※元記事は以下となります
◉ドイツでも進む大麻の合法化
このドイツで閣議決定された法案の内容については、個人消費者（エンドユーザー）に対して、認可済みの薬局や店舗を通じて乾燥大麻の購入を認めるという内容になります。
大麻の購入量上限は「20～30g」となるとのことで、成人であれば個人消費用としての目的であれば大麻草を３株までは自家栽培できるというもの。
ドイツ政府からの認可を受けた事業者は、大麻の栽培や製品の製造が可能になり、その売り上げには一定の税金が課されることになります。
環境保護もあるので包装は質素なものにして、大々的な広告などは控えることなども決められたそうです。
カール・ラウターバッハ保健相は記者会見で、現状では法的な制度が不十分であるため大麻マリファナの闇取引が横行し、犯罪を助長していると指摘しています。
マルコ・ブッシュマン法相は、この大麻合法化によって「品質が向上して国民の健康を保護することにつながり、法の執行機関の負担も減る」と発言しています。
やはりアメリカなど諸外国と同様に法規制していても大麻利用者が減らず、税収の助けにもなるのであれば合法化してしまって財政の手助けになるし、アンダーグラウンド取引や粗悪品の流通も減るであろうから国民にもプラスだよね、という考えですね。
◉医療用大麻の合法化が2022年6月から始まったタイ
微笑みの国タイでも医療用大麻の合法化が今年の6月から始まりました。
合法化されてから多くの販売店（ディスペンサリー）がタケノコのように次々と出店されていて、かなりの数に増えているとのこと。
乾燥大麻の単価は１グラム1000バーツほどになっていて、日本円だと約4000円ほどになるそうです。
しかし、合法化以降、単価は下落し続けているとのことで（競争が激しい為）500バーツ（約2000円）を切ってしまうのでは？というほどみたいです。
さらに海外の有名大麻ブランド事業者が参入してきており、タイで覇権を取ろうと競争も熾烈なのだそう。
タイで大麻がビジネスとしても成り立つからこそ、海外企業もここぞとばかりに攻めて来ているのですね。
タイでは今年6月の合法化以降に大麻犯罪で検挙投獄されていた多くの収監者を釈放したとうニュースも見ましたので、前々からビジネスとしても成り立つニーズが多かったということが言えるでしょう。
下記の記事もご覧くださいね！
※バンコクでオープンしているディスペンサリー海外ブランド※
Wonderland
2023年以降、世界的にもいよいよ大麻の解禁がさらに加速しそうな感じがします。
日本でもようやく医療用大麻の解禁について取りまとめがされて方向性が検討され始めましたが、実際に法案を通してとなりますと、下記の記事でもご紹介しましたが、まだまだ時間もかかりそうです。
世界から取り残されたまま時間だけが進み、ようやく合法化というタイミングでは、海外の有力企業がさらにパワーアップしていて黒船襲来みたいな感じになって太刀打ち出来ないという未来が見えるのは私だけでしょうか・・
早く日本もスピード上げて行きたいところですよね！
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？