24歳の自分への自戒を込めて

1.未来の仮説を立て、自分がやりたいことで活躍できる分野で戦う。

仮説を立てる際には事実とデータを参考にする。

例えば、日本が世界でも有数の高齢化社会であることは事実であり、今後日本の労働人口が不足するというデータがある。これを補完する手段としてAIの活用、海外人材の登用、女性の社会進出後押し、退職年齢が上がるということが考えられる。それぞれの要素がどれくらいの可能性でどのような順番で実現されていくのか、そしてその実現を妨げるものは何かを考えることで今後の社会のニーズを仮説立てることができる。その枠の中で自身の強みを活かせることは何か。を考える。

あの人がこう言っていた、とかこういう流行があるからだけの理由で決断すると判断を見誤る可能性が高い。また、自分で仮説立てて行動することで万が一予想が外れた場合でも自身の予想と社会の動きにどれだけ乖離があるか理解ができ次に活かすことに繋がる。

2.好きなこと、やりたいことベースで考える

自分が意義を見出せていること、やりたいことじゃないとモチベーションを保つのが難しい。好きなことをやっている人とやりたくないことをやっている人の方を比べると、面白さや意義が原動力の人が何倍も力を発揮できる。

ただやりたいことが見つからないという人は多い。しかし選択が溢れる情報化社会でやりがいを見つけ出すのが難しいのは当然のこと。ベストセラーとして知られる『選択の科学』byシーナ・アイエンガーの実験でこういったものがある。

スーパーで6種類のジャムを販売するコーナーと24種類のジャムを販売するコーナーを別々に用意する。一見、6種類のオレンジやイチゴなどのありふれた味しか売っていない売り場よりも、バナナ味やラズベリー味など種類が豊富なジャム売り場の方が興味を引きそうである。

しかし結果は全く違っていた。6種類のみ売った売り場の売り上げが24種類の売り上げの10倍だったという。顧客は選択が多すぎるジャム売り場で悩んだ結果、思考停止状態に陥り購入しないという決断をしていたらしい。現代の若者にありがちなやりがいが見つからないから、とりあえず今の仕事を続けるという考え方と共通するものがある気がする。

やりたいことを見つけるためにはまず行動しなければならない。行動することで自分の好き嫌いがわかるので、若いうちにはまずやってみるという姿勢を持つことが重要なのだ。

ただやればいいわけではない。その時取り組んでいることで最大限の成果を出せる努力を行う必要がある。限界まで取り組まないと、もう少し頑張れたのではないかといった思念が先に来てしまい有用な振り返りが難しくなるからだ。

また、自身がそれに取り組んでいる意識を忘れないことも重要だ。
なぜ自分がそれに取り組もうと思ったのか、何を目標に行なっているのかを定期的に振り返る習慣をつけること。具体的にはその思考時間をスケジュール化するもしくは日記をかくと良い。そうすることでその体験が経験となり後から振り返った時に参考にできるし、モチベーションを保つことにも繋がる。

この際留意すべきことがある。やりたいこと≒自身の強み(得意なこと)であってではないことに気をつける。ここまで来て今いうのも忍びないが自分がやりたいこと、得意だと思っていることがそうではないことも往往にしてある。

3. 自身の強みとはどうやって見つけるのか。

自分の好きなことをとにかく書き出して共通点を見つける。

今までの人生経験を振り返って自分が一番やりがいを感じたことや楽しかったことについてなぜそう感じたのかをブレイクダウンする。

仲のいい友人に聞く。自分より他人の方が自分のことを理解している場合が多い。
といった方法が挙げられる。

まとめ

とにかく意識して行動。
失敗しても替えが効く若いうちにたくさん行動しよう。

※成功の方法は人によって違うが、失敗の理由は圧倒的努力不足と情報不足である。それを忘れずに。

20代で学ぶべきことは行動を起こした時に身軽に動ける基礎体力と輪を拡げることに取り組むこと(学生時代の仲の良かった友達のみの輪に止まるだけではなく様々な環境に気軽に飛び込む)。←輪を広げることはもっと面白い人に会える可能性や自身の考えの枠を拡げることに繋がり、それが自身の人生を豊かにすることになるという視点。人脈作りという義務的な何かではない。

25歳には自身の中で結論を出して外野の声に囚われずにそこに腰を据えてひたすら取り組む。そうすることで同じような志を持つ人が自然と集まってくる。らしい。

人生をなんとなくで生きて、30代40代で急激に変わることはほぼ不可能。変わるなら20代のうちしかない。若いうちにどれだけ行動し失敗を繰り返すのか、読書や運動といった自己投資の習慣をつけること、関わりと出会いを通して自身の枠をどれだけ広げられるかがその後の人生を決める。




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