見出し画像

【マガジン・エイトデイ】       美醜よりもヘタウマよりも肝心なアレ。


とても上手な出川
とても下手な竹野内
どっちと。
という究極的質問をもらい
InstagramのDMに
論議メッセージが
いくつも届いた。

(敬称をつけると個人が生まれ立つ気がするので省略します。あくまで抽象です。)

メッセージ内容はさまざまで、
ワンネスまで連れて行ってくれるなら出川。
私、達したことがないので経験できるなら
という謎の告白まで含まってる。

下手でもなんでも竹野内。というDMに、
下手の種類が、途中で不全で焦って拗ねるとかいうかわいいものではなく、どやあ、上手いだろう状態の勘違い下手だったら?とたずねると、イケメンだから、それは余計にイタイし嫌だという返事がきた。

みんな反応がさまざまで面白い。

断っておくと、私の周りは既婚淑女ばかりで
そんなネタが日常的ではないから、女子高生のような盛り上がりである。


で、果歩さんどっち選ぶのかな。
ワクワクした気配を感じる。


うーん。
ワンネスは交わりなくとも日常だしなあ。
そもそも美醜を判断するには、においも
空気もリズムも知らない。
両者の造形を、はっきり思い出せない。

上手下手。これも化学反応だろうし
発情してしまえば、こっちでなんとでも
できるだろう。

両者とも、安心できる湯船のような、甘いお酒の香りのような、うずうずしてヒリつく皮膚のようなイメージが全くわかない。

私って普段、何にたぎっているんだろう。
どのシチュエーションならたぎるのだろう。

そんな中、両者が私を取り合い奪い合う妄想が始まった。独占欲が滲み、相手に奪われるかもしれないと焦り、顔に緊張が走る。
気が上に上がり、肩はこわばり呼吸は浅い。

私のために我を忘れる姿。
目はじんわり潤み
私をくまなくのぞき知りたいとつたえる。
私は体温があがり
もっとそばにいたいと身体が発する。

そういう時か。
そうか、それならどっちでもいいな。
それじゃ、その奪い合いに勝った方を
受け入れよう。

結局私は、においや紡ぐ言葉や
醸し出すムードや、その人の気配を
好んで、スイッチを入れているのか。
造形が好ましいかどうかは、後回し。
上手い下手も重ねて2人で作るものだし。

「自分への思いが強い方」
という結論でした。

ちょっと前に、果歩さんと付き合う人は
なかなかそこらへんにいないだろうと
言われた言葉が、人差し指にささる
小さいトゲのようで、地味にいたい。
(今実際に刺さってる事に気がついた)

わりと、「好きとかいう人好き」って
思ってるのだけどなあ。
ああ、こんな理屈っぽい私を求める
偏屈な人は少ないってことか。

純真無垢な私を抽出して
愛でる果敢な人が滅多に
いないって意味かなあ。

そりゃそうだ。
自分でも自分を持て余すもん。
そんな抽出を面白がれる人が
あらわれるのを待ってると、
来世になってしまうので
自分で自分を面白がる事にした。

指のこのわずかなトゲに気づいて
抜いてくれる人が欲しい夜もある。
わかんなくても、わかろうと
してくれるだけでも嬉しいなあ。

小さなトゲも放置すれば
炎症にかわる。
不安を巻きおこし、
荒れ狂うストームになる。

なんか、ぷんすかしてるからって
身体中どこかトラブルはないか
眠くないか、お腹すいてないか
くまなく確認して、癒して
処置してくれる時間を
私に使ってくれる人がいいなあ。

出川も竹野内もそーゆーの
できるかなあ。

そろそろ重くてキモい私と
この妄想に、
私がお腹いっぱいだ。

まずは自分でどれだけ癒せるか。

こういう類いのクライアントの相談は
「いるだけありがたくない?」
と、傲慢を蹴散らすことが多い。

いらないなら、ぽいして
次を探せばいいよ。
ただし自分の問題は、ぽい
できないから次でも起こる。

そしてぽいのエネルギーは
もちろん、自分にも返る。

離婚したら、身体半分ないくらい
ちぎれてスタートすることも
ついでに経験談として置いとくね。

お気楽さは、やっとそこから
回復してきて、生まれる。
(波があっていつでもどっちにも戻る)

家庭内コミュニケーションが
泥だらけで傷だらけなら
まずは自分を癒してね。
男性は女性の持つ母性で
充電するからね。

ぶーぶー言うてる人ほど
ありあまる母性の行き場を
探してるように見える。

出川でも竹野内でも
上等のお気に入りにするには
こちら次第なのだよ。


男性諸君。
初回限定版だけ豪華なのを
どうにかしないと、奥さまは
溢れる母性の行き場が持てず
途方に暮れてるよ。
いつでもトゲ抜き持っててね。

さて、私は私のトゲ抜き探してくるね。
ついでに出川か竹野内が落ちてたら
拾っておくね。



では、また。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?