懐かしくないのに、懐かしい



プロローグ


「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」も「20世紀少年」も「ALWAYS 三丁目の夕日」も、懐かしいな、なんて思う反面、本来平成生まれの僕が懐かしいなんて思うはずなくて、じゃあこの感覚は何なんだろうと言う。
テレビで昔はこうだった、みたいのが放送されるからかもしれないし、もしくはDNAに何か刻み込まれてるのかもしれない。

こちらには今週見た映画全部の簡易感想を書いてますので、よろしければ。



「ALWAYS 三丁目の夕日」,「ALWAYS 続・三丁目の夕日」& 「ALWAYS 三丁目の夕日'64」 (配信)


「ALWAYS 三丁目の夕日」

まずはこちらです。
あのメロディは色んなところで流れるから当然知ってるけど、そういえば全く見たことなかったこちら。
平成生まれの僕からするとこんな風景に見覚えはないんだけど、なんか原風景なんだよ。ちょっと前に見た「20世紀少年」、あれはもっと後の時代だけど、あれにも懐かしいとなったり、やはりDNAのどこかに刻み込まれてるんだろうか。
これくらいの時代の再現とか見ることあるけど、たしかに古い時代の風景だけど、本来なら僕にとっては新しい風景なわけで、なんかそこの差異が面白い。
話としてはわかりやすい家族愛だったりなんだりで、見やすかったです。
ずっと夕焼けだった気がするけど、多分そんなことないですよねw

「ALWAYS 続・三丁目の夕日」

続、って付いてるくらい分かりやすく続編です。
親戚の子を預かったり、芥川受賞のために本気を出したり、1作目を受けての昭和のあの頃。
多分実際はここまで美しいだけの時代じゃなくて、実際詐欺みたいな犯罪が横行してるシーンもあったし、思い出補正、って言葉がこんなにハマることがないくらい思い出補正な気もするんだけど、それでもいいんだよな。
近所の家でテレビ見て、お隣さんの危機はみんなで助けて、まあ映画ですから、いいところが切り取られがちなんだけど、こんな古き良き時代もあったな、っていうのが素晴らしいですね。

「ALWAYS 三丁目の夕日'64」

そして一旦最終作のこちら。
今までの戦後の大変さもありつつ、東京オリンピックを迎えてどんどん近代化していく。正しく復興という感じがいいです。
とりあえず、堀北真希さんが可愛すぎるんよ。1作目の頃の芋っぽさ(その時点でももちろん可愛いんだけど)を知ってるだけに、勝手に、大人になったね、ってなりました。
須賀健太さんもはじめはあんな小さな子供だったのに、どんどん成長していって、これがまた素敵なんだ。
この時代の本当に汚いところ、闇な部分は見せないでくれてるから、暖かいなあ、こんな時代に生きるのもありだな、って思えます。
いつの日か、自分たちが子供の頃もこうやって美化されるんだろうか。その時の僕は、懐かしいな、と思うのか、さすがにここまで綺麗じゃないよ、と思うのか。


「無双の鉄拳」 (配信)


もうマ・ドンソクが出て外れることはないです。なんだろう、トム・ハンクスみたいな安心感がある。
マ・ドンソクが拳を奮ったら、そりゃあもう面白くなりますやん!間違いなく。
理不尽に奥さんを誘拐されたマ・ドンソクが頑張っちゃう話なんだけど、正直普段からマ・ドンソクみたいな人がいたらもう少しビビるでしょw あそこまで強いとは思わないまでも、わざわざ強気には出んよ。
とりあえず最後の最後はハッピーエンドで良かったです。でも奥さん、絶対嫌な思い出残ってる。


「7つの贈り物」 (配信)


初めの方は、今のシーンとおそらく過去と思われるシーンが混在してるから、ん?、ってなりながら見進めてましたが、途中で話が繋がりだすと、なんかとてもいたたまれない気持ちになりましたね。
感動の物語であり、それと同時に悲しい物語なのよ。
罪を償うということは、自分の命を賭してすることなのか、難しいね。


エピローグ


この人出てたら面白い、って映画あるよね。
韓国の作品をそんなに見てる訳じゃないんですけど、それでもマ・ドンソク出てたら安心感あって見ちゃいます。
というかなんなら、ベタベタな恋愛映画は見ない人なんで、今まで見たほとんどの韓国作品にマ・ドンソク出てる説。

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