架空作品集 其ノ壱

はじめに


今回は、今までの御話とは一線を画す試みです。
小説の真似事だけでなく、ブログ風に書いてみたり、日記風に書いてみたり、様々なことに挑戦できる場だと思っております。
今回僕が挑戦したのは、今まではただただ妄想で止めていた、架空の漫画やアニメなどです。
そもそも僕には、大学時代の友人に毎日欠かさずに何かしらの文章を送るといういかれた日課があり、その企画??の一つとして、送り始めたのはきっかけでした。
元々厨二チックな妄想は好きで色々考えていたのですが、この企画では自分なりにリアリティを少しは求めて、考えてみました。
今回はその数ある架空作品の中から、全部とは言えませんがいくつかを選んで、加筆修正してお送りしたいと思います。


「不眠症の魔法使いさん」

まず一つ目。こちらが一番最初に送った架空作品となっております。
今から数年前の妄想で、割としっかりとアニメ化まで妄想した作品です。

著者 三三九(さざんがく) イラスト 英美 意識(えいび いしい)
昨年度、「そのライトノベルを読め!」で大賞を獲得。

あらすじ
この世の中には魔法使いが至る所に潜んでいる。
その魔法を駆使し成り上がるもの、適度に使い平和な暮らしを望むもの、魔法使いであることを拒み続けるもの、犯罪に手を染めてしまうもの。そして、私のように陰ながら、魔法を使えない人のサポートをするもの。
これは魔法使いであること以外は至って普通な女子高生・瀬谷川 麻帆(せやがわ まほ)が、恋に人助けに奮闘する心温まるストーリー。

アニメ化に際しての告知CM
私、瀬谷川麻帆。東京の高校に通う至って普通の女子高生、ただ一点を除いて。そう、何を隠そう、私は魔法使いなのです。
高校生になった私にお母さんが突然、これからは人助けをしてみなさい、なんて言うからさあ大変!部活にオシャレに恋にと、大忙しの女子高生ライフを満喫するはずだったのに!!!
新番組「不眠症の魔法使いさん」、7月より放送開始!全部満喫してやるんだから!

「不眠症の魔法使いさん」アニメ新情報

キャスト発表第一弾
この度、主人公・瀬谷川麻帆など主要キャラのキャストが決定いたしました。
今回瀬谷川麻帆を演じることになったのは松嶋 華織(まつしま かおる)さん、そして瀬谷川麻帆の幼馴染み・久野 晴彦(くの はるひこ)を演じるのは越前 一朗太(えちぜん いちろうた)さんです!是非お楽しみに!

キャスト発表第二弾
寡黙な転校生、真野 薫(まの かおる)を演じるのはご存知、安藤 清(あんどう さやか)さん。
そして麻帆たちの担任・万城目 千恵(まきめ ちえ)を演じるのは冴島 優夏(さえじま ゆうか)さんです!

OP決定
今注目の新進気鋭のガールズバンド「melo-melo」さんの楽曲で「活けてるオンナ」。
ボーカルにして全楽曲の作詞作曲を手がけるRengさんがこのアニメのために描き下ろしたパワフルな一曲に仕上がっております。8月4日発売予定!

ED決定
この度EDも決定しました。作中キャラによるオリジナルユニット「人助けし隊」で「魔、魔、魔、マジですか?!」。
非常にポップでハイテンポな楽曲になっています。7月28日発売予定! 

第1話のあらすじ
高校入学を気に、母親に言われて人助けを始めることにした麻帆。
何から始めようかと考えていた麻帆の目に飛び込んできたのは、田舎から高校入学のため単身上京してきた物静かで美人なクラスメイト・真野薫。
ひょんなことから彼女の悩みを知った麻帆はは、幼なじみで同じく魔法使いの晴彦と一緒に彼女を助けることにするのだが…

第2話予告
はじめてできた人助け、でも私たちが助けたはずの真野さんが魔法を使ってるところを見てしまったからさあ大変。お願いだから普通の女子高生ライフを満喫させてー!
次回、「不眠症の魔法使いさん」、「他の魔法使い、見つけ魔した。」

「不眠症の魔法使いさん」、DVD第1巻発売決定!アニメの1話と2話が収録されたDVDに、監督とキャストによる特別対談まで!
しかもしかも、12月22日に行われる特別イベント「クリス魔スの魔法使いさん」の優先応募券も封入されてるっていったらこれは買うしかないわ!
9月23日発売予定!全部満喫してやるんだから!

第3話予告
久しぶりにほかの魔法使いと知り合ってドキドキの私、でも薫ちゃん同じ気持ちなんだろうな…そんな薫ちゃんがついに重い口を開いてくれて。
次回、「不眠症の魔法使いさん」、「薫ちゃんとお話してみ魔した。」

第4話予告
晴彦、そして薫ちゃんと一緒に人助けをしていくことを決めた私。どうやって人助けをしようか学校で話していたところを担任の万城目先生に見つかってしまって、どうしよう!
次回、「不眠症の魔法使いさん」、「先生に見つかっちゃい魔した。」

第5話予告
ついに迎えたゴールデンウィーク、宿題も早めに終わらせてハッピー!、かと思いきや、お母さんが一日一助けなんていうからもう大変。
次回、「不眠症の魔法使いさん」、「ゴールデンウィークも休め魔せん!」

いつかこのアニメが夏クールに放送されることを祈っております。
この作品に関しては、他にもアニメ放送後に盛り上がっているスレッドのコメントなどまで妄想し、友人に送りましたが、今回は割愛させていただきます。
基本は内容というより、架空声優に関するコメントだったので。
次からは、この作品に比べると短めの作品となっておりますが、色々とちりばめてみましたので、是非ともお楽しみください。
ちなみに、雑誌名にはそれぞれモデルがありますので、クイズ感覚でも楽しんで頂けます。


「ドゥウェイン伯爵の通り道」


青髪 ブルースにより、週刊ヤングマンガにて連載中のタイトル
中世ヨーロッパをモチーフに、架空の国・ラレットに住むドゥウェイン伯爵と、その周りの人々によって引き起こされる愉快な日常を描きつつ、時には中世ヨーロッパが抱えた問題にメスを入れたりもするマンガである。
連載5年目を迎え、既に17巻まで発売済み。
昨年の「このマンガを読め!」にて、男性部門第5位を獲得。来年にはアニメ化も既に決定している。
テレビでも活躍している歴史学者・石墨 統一郎(いしずみ とういちろう)教授も絶賛しておりこれからますます目が離せない作品である。

これはそうですね、笑いあり、時に涙あり、そんな作品を想定しています。
世界史選考ではなかったので、中世ヨーロッパの知識はありませんが、それこそ魔女狩りとか出てくるんじゃないですかね。


「バンバンバン・ガンマくん」

続いては小学生向けの漫画から!小学生に焦点を絞ったくだらなさ抜群のギャグマンガとなっております。
今思えば、ああいう作品を考えられる大人って、すごいですよね。

正男 カシキ(まさお かしき)により、月刊ワクワクコミックにて連載されていたタイトル。
西部開拓時代から急に現代へ来てしまった少年のガンマン・ガンマくん。
ひょんなことから撃山家(うちやまけ)に居候することになったガンマくんと撃山家の一人息子・弾くん、そしてクラスメイトたちや町の人達によって繰り広げられるギャグ漫画。
6年近く連載が続き、9巻で完結した。
連載時小学生だった男の子たちは、ヒロインの番場 好(ばんば このみ)ちゃんに恋をしていたとかしていないとか。

こんなのも結構いいですよね。
なんか小学生向けの漫画って、結構一つのコンセプトでギャグ貫くじゃないですか。
ああいうところが大喜利ぽくて、いいですね!


「拝啓、グース様」

続いては、常にどこかの雑誌では連載されているデスゲームもの。
スマホを見てると、漫画アプリの広告で絶対に見かけますよね。
きっと漫画には、あり得ないほどの非日常を求めちゃうんですよ。

三枝 守彦(さえぐさ もりひこ)により、モルゲンにて連載中のタイトル。
ある日そんな書き出しからはじまる手紙を受け取った主人公・木南 晴臣(きなみ はるおみ)。イタズラか何かの類いだと思い捨てるもまた次の日も届く。その手紙を開くとそこには「あなたはガチョウです。」との文字が。その後誰かに殺されかける主人公、果たして何が目的なのか?
連載3年目を迎え、既に8巻まで発売している。それなりの売上はあるもののよくある定番のデスゲームものということもありファン数が広がっていないのが現状。

漫画評論家として知られる松竹 旨(まつたけ うめ)さんによるブログ「俺の、自己漫足」よりこの作品に関する評価を掲載したいと思う。
以下、「俺の、自己漫足」に掲載されていた「拝啓、グース様」の感想より抜粋。

グースとはマザーグースのグースであり、ガチョウのことを示す。またヨーロッパでは鬼ごっこの鬼を狐、子をガチョウと呼ぶことがあり、これはガチョウである主人公が狐たちによって追いかけられる鬼ごっこなのである。もちろん共に逃げるガチョウもおり、その中にはガチョウを騙している本当は狐の存在も、、、しかし今のところその目的は判明しておらず、誰かによってこのゲームが開催されていることが明らかにはなっているが詳しい事は一切不明。
結局こういう作品って最初は面白いんだけどどんどん雑になっていってオチを迎える頃にはなんだったっけ?、ってなるんだよね。もちろん出版社の都合で連載期間なんて変わると思うけど作者さんはある程度のゴールは設けておくべきだと思うのよ。
そしたらそこに向けて最後無理矢理にでも帳尻合わせればなんとか完結するでしょ?結局謎っぽいものが多いまま終わると消化不良だからね。
といってもゲームの要領で人が人を殺すのは創作世界の特権だからね。とりあえず最後まで読ませてもらいますよ。

漫画の内容があまり膨らまなかったので、漫画評論家のブログなる逃げ道を使ったんだと思います。デスゲーム系はさ、話広げるの難しいって。
あ、でもそのうちそんな御話も書いてみたいかもです。


「敏感探偵」

続いては、「拝啓、グース様」と同じ作者による漫画、という設定の作品です。
実写化しやすい感じの漫画で、ドラマ化もしています、なんてところまで考えてみました。

三枝 守彦によりモルゲンにて連載されていたタイトル。
重度の先天性心疾患により運動を著しく制限されているが、生まれついて五感と、そして第六感が優れている探偵の尖道 鋭助(せんどう えいすけ)が次々と事件を解決していく物語。「俺の感覚だけは欺けない。」はあまりにも有名すぎる台詞。
約9年の連載、36巻で完結した。
連載5年目にしてドラマが放送、ドラマのタイトルは「敏感探偵・尖道鋭助」である。
男性アイドル事務所・フェニーズに所属する今一番人気のアイドルグループ・ホーリー×ホーリーのメンバー・佐伯 蔵人(さえき くろうど)が主演を務め大好評。ドラマ終了後にスペシャル版を放送、その後2クール目も放送された。
ドラマ版でも「俺の感覚だけは欺けない。」の名言は健在であった。

勝手に男性アイドルまで妄想しだして、これはいよいよだと思います。
でも結構あるあるじゃないかな、と思ったり。
意外とドラマを見てみたくなりませんでしたか?


「射手の一生」

次はそうですね、割とダークな少年漫画をイメージしました。
個人的に結構読んでみたい作品です。読んでみたい、とは?

葉桜 結城(はざくら ゆうき)により週刊少年ホリデーにて連載中のタイトル。
魔物が住まい、魔法が当たり前のように使われるその世界では争いが絶えることなど決してなかった。そんな世界で一人、フリーランスの射手として生きる青年・黒龍(クロン)。彼はその高い実力を買われ、様々な争いに参戦する。金さえ払えば昨日の友と今日戦う。これは一人の男が生きるために選択した道。
連載5年目を迎え、単行本は18巻まで発売しており、また昨年の「このマンガを読め!」では男性部門で1位に輝いたのだ。現時点でアニメ化も決定しており、ますます目が離せないマンガである。
しかもこの作品の特に目を見張るところがその勢い!連載3年目を迎えてすぐのこと、9巻発売時にはなんと累計発行部数600万部を突破。現在既に1000万部を優に超えており、世界中で読まれている。
またこの作品をきっかけに弓道に興味を持つ外国人も増えてきたとか。

うんうん、いいですね。こういうの好きです。
基本的にはどの話も一話ないし、数話くらいで完結する作品だと思います。
一期一会、あまり主人公以外のキャラクターを何度も登場させたくないですね。


総括

今回はこんな感じで、僕が妄想してきた架空作品について書かせていただきました。
改めて読み返してみると、このアイデアはやっぱりいいなとか、逆にこのアイデアはいまいちだったな、っていうのがありますね。
強がりではなくまだまだストックはあるのですが、今回はこのあたりでいったんやめさせていただきたいと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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