ブログを書いたら本当にお客さんが来るの?と不安になっているコーチへ


誤解を招く表現だとわかっていてあえて言い切ります。ブログを書けばお客さんは来ます。


コーチとしてクライアントと出会いたいなら、ブログに限らず情報発信をやり続ければ大丈夫です。



どんな記事が問い合わせにつながるのか、書く側には本当にわからない



僕は今まで1000記事以上書いてきて、コーチという仕事をフリーで6年間やれるくらいには、ブログを書いてきました。


これはあくまで僕の経験上の話ですが、適当に書いた記事が「あの記事を読んで感動して問い合わせしました」と言われたことが1度や2度ではありません。


逆に「あそこまで力を入れて書いたのに見向きもされない」と思う記事も1本や2本ではありません。


どんな人のどんな文章にでもファンがつく可能性はあります。上手い下手は関係ありません。好きになってもらえるべき人に好きになってもらえれば、内容は関係ないのです。


「そんなにうまい話があるか?」と思う人もいるかもしれません。その通りです。今日の話はうまい話ではありません。むしろ残酷な話なのです。どういうことか?


どんな記事でも「読まれたら」チャンスはある



ブログを見てもらうことさえできれば必ずファンがつく。ですがこの「見てもらうことさえできれば」という部分がめちゃめちゃ難しいのです。


ネット上で公開した文章を読者に最後まで読ませるということは、並大抵のことではありません。


毎日どれだけの文章がnoteにアップロードされているか、考えたことがありますか?


素人の書いた文章はまず間違いなく「読まれていない」のです。だからどんなに力を入れて書こうと意味がない。


どれだけオーディションに受かるための練習をしても、書類選考で落とされてしまっては意味がないのと同じです。残酷ゥ〜


だからまずは「読まない」の壁を突破する必要があります。そのためのハウトゥーが世の中にはたくさんありますが、僕は「とにかくたくさん書く」が一番いいと思っています。


基本的に文章は書けば書くほど上手くなるからです。



「フィードバックを得て改善」を何回繰り返せるかの勝負



ネット上に文章を公開するとアクセス数やリアクションの数を見ることができるので、「こういう記事を書いたら読まれたな」とか「意外とこの記事は伸びないな」というフィードバックを得ることができます。


フィードバックを得て改善し、また投稿する。この作業を延々と繰り返しているとだんだんと記事のクオリティが上がってきます。


書けば書くほど見てもらいやすい記事になってくるし、記事数が増えるので物理的に視界に入る回数も増え、チャンスは倍々で増えていきます。



「書き方が間違っているのかな…」と考えることは時間の無駄である



そしてこれはブログに限ったことではないのですが、問い合わせのタイミングというのは本当に読めません。


ブログを通じて出会った人に「どの記事を読んでくれたんですか?」と聞いても、最新記事の話をされることはほとんどなく、何ヶ月も前、時には何年も前の記事を読んだと語ってくれることが多いです。


これは「今日書いた記事が今日読まれるわけではない」ということを意味します。


3ヶ月ブログを書いてもお客さんが来ないからといって、そのブログの書き方が間違っているとは限らないのです。半年後にそのブログを読んで問い合わせてくる人がいるかもしれないのだから。



結果が出ないとブログをやめてしまう人は、長い時間軸で考えてみる癖をつけるといいかもしれません。


「ブログからお客さんが来ない」のは今この瞬間を切り取った話であって、「今後もブログからお客さんが来る可能性が一切ない」ということではないのですから。



お客さんが集まっているブログが正しいというわけでもない


そして「今この瞬間お客さんが来ているブログが正しい書き方をしているか」というのも別の話です。


たまたまその時タイミングが来て問い合わせが重なっているだけかもしれないし、SNSでバズった話題にうまく便乗できただけなのかもしれない。


つまり「今お客さんが来ていないこと」は「ブログの書き方を間違えている」ということには繋がらないということです。


ブログは「今ここ」の時間軸で見ていいものではなく、3ヶ月後、半年後にどうだったのか答えがでる媒体です。


一番よくないのは不安になってやめてしまうこと。やめてしまえばデータの取りようがありません。


本当は「読まれさえすれば問い合わせが来てもおかしくない文章」が書けているかもしれないのに、投稿を継続しないせいでその可能性が絶たれる。


ブログという媒体は「今すぐ結果を出したい」というマインドで取り組むものではないのです。


種を植えた次の日に芽が出ないからといって、種を掘り出して別の種を植えますか?植えませんよね。水をあげて待ちますよね。ブログを育てる時も同じことをしてあげてください。


まとめ


ブログを書けばお客さんは来ます。ですがそれがいつかは誰にもわかりませし、「読まれたら」という前提上の話です。読まれる文章を書くには訓練が必要です。


全てを解決する方法は「書き続ける」しかありません。今この瞬間に「お客さんが来ていないこと」は何の問題でもありません。種を植えて水をやり芽が出るのを待ってください。以上です



追記 めやすとして


これは僕の感覚ですが、100記事書いて何の反応もなければ「何かが間違っている」と考えた方がいいと思います。逆に100本書くまでの悩みは基本的に「書く量が足りない」以外の何者でもないと考えていいでしょう。

ですから初心者のうちはとにかく「100本書ききる」を目標に、ネット上で文章を公開することに慣れた方がいいと僕は考えます。

根性論に聞こえてしまうかもしれませんが、自分の意見を長文にして100回アウトプットすれば必ず何かが起きます。お客さんが来るという成果かもしれないし、内面的な変化かもしれない。

ただ一つだけ言えるのは、手を動かさないことには結果も学びもないということです。不安になってもいいので、手を止めないようにしましょう。

これはブログだけでなくフリーランスとして生きていく上でも大事な感覚だと思います。動きながら考える。止まると逆に苦しいですよ。

僕も止まって考えがちの人なので、書き続ける人のためのコミュニティなどを運営しながら、「走り続けられる仕組み」を作っています。興味がある人はどうぞ。







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