自分の仕事は自分で作れる おはなし屋なおとが伝えたいこと
あなたには力がある。そして時代はあなたが自分の力を全力で発揮することを求めている。
あなたの力が発揮されれば、世界を変えることはできなくても、あなたとあなたの大事な人が生きていくのに困らない程度のお金を得ることだってできる。
あなたが生きる時代が30年前だったら、あなたにいくら「力を発揮したい」という願望があったとしても「そんなことは綺麗事だ、食うために働け」というプレッシャーに押し潰されたことだろう。
だが、今は30年前ではない。2022年だ。いまだにパカパカ折りたためる携帯電話を使っている人はいない。noteもTwitterもYouTubeも「一部の限られた人だけが使えるツール」ではないはずだ。
何が言いたいかって?あなたは自分の才能を発揮して、商売ができる。もちろんやみくもにやってもお金は稼げないが、理論上は「誰にでも」仕事を作ることができる。
あなたが持っている才能と、この時代が与えてくれたツール。2つを掛け合わせることで、仕事は作れる。
仕事を作るっていうのは「会社に就職してお給料をもらうこと」とは訳が違うから、明日生きていけるだけのお金を準備できることはほぼ不可能だ。
ただ、徐々に「自分の作った仕事で報酬を得て、自分の理想の暮らしを手に入れる」ことは十分可能だ。
このご時世にはスマホ1台で自分の仕事を作り、生計を立て、生きることそのものをビジネスにしている人間がゴマンといる。僕も一応そのうちの1人だから言える。仕事は作れる。
6年前の僕は力の使い方を知らない若者だった。「生きていくにはお金が必要、お金は会社からもらうしかない」と考えていた。
やりたいことはあったし、「これで食えたら最高だろうな」という気持ちはあったのに、「それを仕事にしよう」とは1mmも考えなかった。
だから所属している組織や会社で我を通そうとし、衝突し、お世話になった人や共に時間を過ごした仲間と折り合いがつかなくなるほど溝ができ、結果として僕は地元を離れた。
知らなかったのだ。仕事が自分で作れるだなんて。想像もしなかったのだ。自分を好きになってくれる人がこんなにいたなんて。
僕は自分の力の使い方を知らなかった。そして日常的に触れている「インターネット」という文明の利器の扱い方を知らなかった。たった2つのことを知らなかっただけなんだ。
あれから6年が経つ。僕の今の仕事は「おはなし屋」だ。この間も「お仕事は何されてるんですか?」と聞かれて、うまく伝わる気がしなくて「Web関係です」という言葉に逃げてしまったが、僕の仕事は「おはなし屋」だ。
何をしている人ですか?なんでもしている人だ。自分が提供したいと思ったものを、形にして、伝えて、自分を好きになってくれた人にだけ「こういうのどうすか?」と言って、生きている人だ。
僕は毎日仕事をしているわけではないけれど、1億円持っていて投資の配当金で暮らしているわけでもない。一言で自分を説明できるようなわかりやすい仕事もしていないし、生活に義務もノルマもない。
もし僕にお金を稼ぐ特別な才能があったのなら、僕の収入は桁があと2つ違ったはずだ。でもそうじゃない。地に足がついていないような金額を稼いだことはない。
あくまで必要な分だけ、自分にコントロールできる範囲で、働いているだけだ。ただ「近代的な働き方」をしている自覚はある。
自分で自分の魅力を伝える努力をし、好きになってくれた人にサービスを提供する。それだけをずっとやってきた。
僕はこの仕事を通して、「今を生きるための力の使い方」を伝えたい。努力すればいいってもんじゃない。ただ知ればいいってもんでもない。大事なのは「個々に合った戦略」と「正しい方向性」だ。
「自分らしく生きる」という言葉を綺麗事で終わらせたくないなら、「自分がよければそれでいい」の一歩先に踏み込まないといけない。
自分らしく生きて社会に貢献する。この「社会」をなんと読み替えるのかはあなたが決めていい。僕は「僕を必要としてくれる誰か」と定義している。このブログで呼びかけている「あなた」も同じだ。
この時代に生まれたことを一緒に楽しもう。自分の仕事は自分で作っていいのだ。自分が生きる世界を、誰かに準備してもらう必要はないのだ。
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