売れる売れないよりも大事なことがある
「死に物狂いで売っているけど売れません」という悩みを抱えている人は案外少ないように思います。
多くの人は「売りたい」と「売りたくない」の狭間で揺れています。
売って、儲けて、今の生活を変えたい。
だけど売ってしまえば、儲けてしまえば、失うものがある。
どちらも本心だから、ブレーキとアクセルを同時に踏んでいるような感じになります。
ウォォォォォン!!!とエンジンがオーバーヒートを起こして発火しそうなほど熱い。現実は一歩も進んでいないのに。
こんなところでしょうか。
売れなきゃ商売をする意味がない。ごもっともです。
売るために自分を殺しては意味がない。これもごもっとも。
ではどうしたらいいか?こればっかりは考えるしかありません。
僕は「どっちも経験してみたら良いじゃん」と思います。
バカスカ売って、ジャンジャン稼いで、ジャブジャブ使うのも楽しいし、
本当に大切なことだけをぎゅっと固めて、「ありのままじゃない自分を買われても何の意味もねえんだ」と魂込めた商売をするのも、これはこれで楽しいです。
どっちを選ばなくてはいけないということはないんです。
自由にやったらいい。
売る側だから間違えちゃいけないってことはないんです。
扱うサービスは何度だって変えて良いし、
掲げている信念だって何度方向転換してもいい。
自分が「こっちでいく!」と決めさえすれば、それに納得してくれる人と歩いていけばいいわけですから。
僕は起業をしたてのころ、「何もない自分みたいな若者でも身体一つで食っていけるんだ!一緒に行こうぜ!」という気持ちでコーチングを売っていました。
結婚してからは子供を作るために地元に帰りたかったので、「どんな場所でも自分のペースで働けることに価値があるんだ!暇になろう!」とメッセージを投げていました。
地元に帰って子供が産まれてからは、生活の中心が子供になって「一緒に行こう」とは言えなくなりました。
今は「僕たちは生きる世界は違うけれど繋がっている。どんな場所にいてもどんな生き方をしていても、言葉を通して繋がることができるんだ」と考えはじめています。
だからnoteをたくさん書いて、奇跡が起こるのを待っています。どこで何がどう繋がるかは全くわからないけれど、繋がることに全ベットしたいから、自分の全てを書いています。
僕はこうやって自分の発信するメッセージをライフステージに合わせて変えてきました。
月の売り上げを追ったこともあります。1回の単価を追ったこともあります。どれも最高に楽しいものでした。
が、「そうしないといけない」というルールはどこにもありません。自分が一番行きたい道をいけばいいのです。
売れる売れないを軸に据えてビジネスをすると、なんだかビジネスに正解があるような気がしてきます。
そうすると「Twitterの攻略法」とか「noteの攻略法」みたいなコンテンツが気になってきます。
そういう道に進んで幸せになれる人はそれでもいいんでしょうけど、そういう系の人は僕のブログを読んで1mmでも心が動かされることはないと思うので、進む方向を少し考えたほうがいいかもしれません。
せっかくこの世界に来たのに、売れるか売れないかで自分のやっていることの価値を決めるのは勿体無いです。
「何から考えていいかわからない」と頭を抱えることもまた、起業の醍醐味ですから。慣れます。そこから逃げなければ。
どうか、行動する前に不安を消そうとしないでください。不安なまま進んでください。
誰かの出した答えにすがることなく、自分の不安は自分で大事に抱えたまま、自分の力で成仏させてください。
やりたいようにやろう。上手にできなくても。下手くそでも楽しもう。誰に振り向いてもらえなくても。
楽しんだ時間がお金にならなかったとしても、経験は必ず財産になるよね。
僕は今月noteを60本書いたけれど、本気でやってよかったと思っているよ。とても気分がいいです。
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