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フリーランス夫婦、関係性に悩んでいます。

起業して、結婚して、子供が産まれて。周りに経験者があまりない生き方をしているからこそ、悩んだ時に「これってどうすりゃいいんだ」と頭を抱えることもある。「夫婦が当たり前に一緒にいすぎてすれ違う時の対処法ってどこに書いてあんの?」って感じで。今悩んでること、ちょっと書いてみる。

うちはフリーランス夫婦。夫いつでもどこでも働ける個人事業主、妻は育児の傍ら仕事手伝ってる。僕と妻は18歳からの恋愛結婚。7年前「起業したい」と言った時も「結婚した後に起業したいとか言い出したら地獄、今泳がせるべき」と考えた妻は二つ返事でOK。

結婚した後も1年くらいは別居、それでも成り立つくらいの信頼関係。2人で一緒にいた時間もながいし、住む場所を東京に移してもなんだかんだ仲良くやってた。

なんかここまで書いてて「なんか離婚考えてる人が書く文章みたいやな」って自分でも思ったけど、そういう話じゃないよ。文脈を読みすぎないように。脱線した。話戻す。典型的な仲良し夫婦。

でも子供が産まれてから衝突が増えた。 働き方が圧倒的に自由なフリーランスならではの悩み。子育てにリソースをぶっ込みすぎて、家庭のタスクがあまりに夫の俺に集中した。

そして妻は子育てに専念できる環境が整いすぎているあまり、社会との関わりが極端になくなった。

急に何かが起こるわけではない。徐々に徐々にすれ違いが起こっていった。夫は「おはなし屋」と名乗るほど口が達者。妻は夫意外とほとんどコミュニケーションを取る必要がない生活で発語量がそもそもすくなく、両者の言語化能力に圧倒的な差が。議論もなかなか成立しない。

それに加えて第二子の妊娠。夫もますます「家族を守るぞ」と力が入る。力が入るが故に貢献が度を越え、見返りを求める。言葉で伝える。言語能力に差がある。伝わらない。

さらに言葉を重ねる。妻、殻にこもる。けれど明日はやってくる。子育てに休みはない。 そんなことを繰り返しているうちに、夫婦の間には溝ができていった。

はい。このおはなしはこれで終わりです。「こんなふうにしたら解決したよ!あなたも試してみてね!」という話ではありません。

今。今私はこの地点に立っていて、現在進行形で課題と向き合っている最中なのです。なんのオチもありません。私が向き合っている課題をそのまま書いたまでです。

なぜこの話を書いたかというと…なんで書いたんだろうね。

でも一つだけ伝えたいことがあるとするなら、「どこまで理想を追い続けても必ず悩みにぶちあたるよ」ということかもしれないです。

時間や場所に縛られない仕事で稼げれば人生薔薇色だ!と思っていませんか?私は思っていました。でも、違った。

フリーランスになれたら、自由を手にしたことで新たに生まれた悩みがあった。妻とずっと一緒にいたくて、結婚してくれたことを誇りに思って欲しくて、全身全霊で貢献したら、尽くしすぎて見返りを求めてしまうようになった自分がいた。

そんな自分と出会うなんて、思ってもみなかった。今も悩んでる。

でも、今の悩みは「理想を追い続けたからこそ」感じられるものなんだとは思ってる。理想の先には新しい課題があって、その先にはずっとずっと道が続いてる。

だから「悩むこと」は悪いことじゃない。停滞でもない。進んでいるからこそ悩むこともある。理想に向けて行動したからこそ生まれる悩みもある。

俺は家庭を諦める気はさらさらない。俺が前例のない生き方をしているから、悩んだ時は自分で考えて答えを見つけ出すしかない。

今はなんとか夫婦の距離を調整して、いい塩梅を見つけようと必死にもがいてる。きっとこの悩みを乗り越えた先にも、新しい悩みは待ってる。

そう考えたら人生なんて死ぬまでのマラソンなんだから、時には景色でも楽しみながら、のらりくらり味わっていくしかない。

挑戦がうまくいくか失敗するかなんて大した問題じゃない。大事なことは「納得いくまで考えたいことに向き合えているかどうか」だと思っていて、俺にとっては家庭がそう。

だから今の状況にはなんの答えも出せてないけれど、これでいい。少し前進してまた後退して、をこれからも繰り返すだろう。だが、それでいい。

そんなことを考えつつ、文章を書いていたらだいぶ頭が整理されてきたので、これで終わろうと思います。お付き合いいただいたみなさま、ありがとうございました。









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