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決め撃ちをすること

僕が仕事をする上で大事にしている「決め撃ちをすること」について書く。

僕はフリーランスのコーチとして6年活動していて、上司も同僚も部下も雇用主もいない生活をしている。この生きかたはとても自由であるかわりに、「何から何まで自分で決めなければいけない」という大変さがある。

「とりあえず」で目につくもの全てに手を出していては時間が足りない。この働き方は「何をするか」よりも「何をしないか」を考える事が大切だ。

タイトルにもある「決め撃ち」というのは、「ここに時間を割けば望むリターンが得られるだろう」というポイントを考えぬくこと。そしてそれ以外に手を出さないこと。迷いは敵である。

僕はとにかく「自分を表現すること」に重きを置いていて、それ以外はやらないと決めている。自分を表現する以外の方法で人を集めても(リサーチをして反応がよさそうな投稿をするなど)、僕の望むビジネスはできないからだ。

何のためにビジネスをはじめたのか、それは幸せになるためである。理不尽が嫌いで、自分に力がないことが悔しくて、人間関係に人生を左右されたくなくて、この世界に来た。

自由にやれないならいくら儲かっても僕にとってはやる意味がない。売れっ子になってもスケジュールがパンパンになるならやる意味がない。講座がバカ売れしてもお客の期待に応え続けなければいけない毎日なら意味がない。

だから僕はまず「売れる前に」自分を晒す。全部出して、表現して、伝えて、その上で「あなたが欲しい」と言われたら初めて取引をする。

実際かなり回りくどいことをやっている。投下している時間を考えると「もうちょっと売り上げ出せるでしょ」と言われてしまうくらいには儲かっていない。まあちょっと景気のいい会社のサラリーマンくらいだ。

それでも僕には売上よりも優先するべきことがある。幸せになることだ。幸せになれるビジネスをすることだ。表現した上で売れなくては意味がない。さらけ出した上でお金が動かないと意味がない。

だから僕は「書く」と決めている。基本的に自己表現以外のことは人と話すことか経理くらいしかやらない。他のことをやっている暇があったら書きたい。表現したい。「あなたしかいない」と言われるために時間を使いたい。

僕の執着はここにある。オンリーワンになりたい。替えが効かない存在になりたい。それはきっと受け入れてもらえた感覚が少なかったなおと少年の気持ちを、大人になった僕が成仏させているんだろう。

僕は幸せになるためにビジネスをやっている。そのために必要なことを「決め撃ち」する。その他のことは一切やらない。疑わないことは強さである。書けば書くほど強くなると信じて疑わない。だから書いている。

  

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