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なぜコーチング起業はこんなにも難しいのだろう?①

僕はコーチング起業ほど理にかなった起業はないと思っています。原価かからないし、場所は選ばないし、自分のペースで働けるし、報酬も高い。子育てとの相性も抜群。僕の仕事は基本的にLINE電話で話すか今みたいにパソコンでカタカタ〜と文章を作るかくらいなので、スマホとパソコンが1台ずつあればできる。自分自身が商品なので、よっぽど体調を崩したりしない限り働けなくなることはない。たとえ交通事故に巻き込まれて入院したとしても、口さえ動けばAirPodsを耳に突っ込んで仕事できます。そして何より、僕は人と話すことが好きです。人と話しているだけで喜ばれ、お金をもらえ、そのお金で生活する。こんなに幸せなことないなって思ってます。僕はこの仕事を個人で7年やっています。誰に指図されることもなく、煩わしい人間関係に悩まされることもなく、場所を指定されることもなく、理不尽に遭遇することもなく、ありがたいことにお金に困ることもなく、7年間暮らしてきました。起業をする前に想像した生活よりも何倍も豊かです。お金がたくさんあったら不安がなくなるのでは?と思って頑張っていた時期もありましたが、1億円持っているよりも「どんな状況でも働ける力が自分にはある」と思える方が健康的だな、と思えるようになりました。それもこれもコーチング起業のおかげです。僕にとっては天職のように感じています。

だから「あなたもコーチング起業やろうぜ!」と言いたくなってしまうのが僕の性分なのですが、どうやらコーチング起業はあまり簡単ではないらしいのです。「やりたいけど何からはじめたらいいのかわからない」「自分のサービスが売れるイメージが全く湧かない」など、みんな口を揃えて「難しい」と言います。「あなたには才能があるからできるだけで、普通の人には無理だよ」と言われたこともあります。うぬぬ…そう言われてしまうと返す言葉がない…だって僕は自分のことを天才だと思っているし、天才だからこそ何かに挑戦する時に「他の人にできるなら自分にできないわけがないだろう」と考えるので、「私にはできない」と胸を張って言う人の気持ちがわからないんですね。そうですか、まああなたがそう言うならできないんでしょうから、まあ仕方ないですよね…本心では「できないって言ってるからできないんちゃう?やってみたら意外と簡単なのに」って思ってるんですけど、これはきっと「できた人間の結果論」なんでしょうね。しらんけど。

コーチング起業の何が難しいの?と聞くと、悩んでいる人は口を揃えて「お客さんができない」と言います。お客さんができないって何を持ってお客さんができないなんだろう。そもそもお客さんって自然発生するものなのかな。僕がお客さんと出会う時のことを考えてみると…最初から「ワタシハオキャクサンデス」みたいな人って1人もいないんだけどな。話しているうちに仲良くなって、仲良くなると話が深く聞けて、話が深く聞けるから「僕はこう感じたんですけど」っていうコーチが提供したい「気づきを促すフィードバック」みたいなものを出せる瞬間があって、それを受けとってもらえたら「うわ、あなたと話すとこんな感覚になるのか、もっとくれ」ってなって、そこから自然と商談になる…みたいな感じで契約に至ることが多かったです。あくまで僕の場合は、なんですけど、続けているとやっぱり『鉄板パターン』みたいなものが見えてきて、これも僕の場合は、なんですけど、最初から「コーチやってますコーチング受けませんか」って入口で入った人とうまく関係性が築けた試しがないんですよね。コーチングを受けにくる人ってあんまり好きじゃないんですよ。「コーチだからいっぱい話していいよね?あんたは聞き役なんよね?」って感じでぐいぐい来られるのが苦手なんです。僕のところに来る人の中でも特に、コーチをやっている人は初手からぐいぐい自分の話を勝手にして、勝手に「あーなんかわかってきたかも」みたいなことを言い出して、「なおとさん!気づきましたよ!」みたいなことを言ってきて、「いや何ひとりで喋ってるんすか?僕とあなた初対面ぞ??」と思うことがよくあります。何が言いたいかって、コーチをやっている人ほどコーチのことを「対話を促す機能」みたいな感覚で捉えている人がおおいなって感じなんですよね。そりゃお客さんできないわ。あなたがコーチに対して感じている「あるべき姿」がウンウン黙って相手の話を聞くことなんだから。ああ、すいません。なんか毒吐いちゃいましたね。

何が言いたかったかって、コーチング起業が難しいのは「コーチとはこうあるべき」って考えが先行しすぎちゃってるからじゃないかと思ってるよ、ってことだったんです。あぶないあぶない。気づいたら毒を吐いてしまった。気をつけます。でもこれってあながちズレてない話だと思うんですよね。やっぱり「コーチング起業をしよう!」と思っている人はどこかでコーチングを学んで資格を取った人が多くて、学んでいるからこそ「コーチとはこうあるべき」みたいな思い込みが強くて、その役割のなかで商売をしようとするから、「誰がコーチングを求めているんだろう」みたいな話になって、うまく売れなくなる。コーチングを売ろうとするから「お客さんができない」ってなっちゃうんですよ。だってお客さんはコーチングなんて求めてないですもん。僕の経験上ですけどね。得たい理想や感情があって、その手段として
「コーチングがいいんじゃねえかな」と勝手に思ってるってだけで、「じゃあコーチングをしますよ」って価値の差し出し方をしても、お客さんは「だったらもっとうまくて安い人探すわ」ってなって、もう相当熟練してて実績があるとかならいいですけど、素人に毛が生えたような僕たちには付け入る隙がないわけですね。特に僕なんかは自分がコーチングを受けて「これはいい!やろう!!」と思い立っただけの毛すら生えてない素人の状態でプロの顔しはじめたんで、「みんなが思っているコーチの売り込み方は王者のやり方であって、力なき自分がやるべきではない、食われちまう」と思って自分の売り方を考えて考えて考え抜いた結果、なんか7年も続いてるって感じなんです。

あ、そろそろセッションの時間になってしまったので、今日はここで終わります。なんか結論まで書き終わらなかったけど、またどこかで似たようなこと書きます。今日は寒いですね。九州でも久しぶりの雪が降りました。手がかじかんでタイピングがしにくいです。ほな、またね

つづき↓

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