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飛行機に自転車を積んで東へ西へ するための、かんたん輪行講座

よくロードバイクで遠くに遊びに行く人からすると、
「沖縄に行ってロードバイクで走ってきたんですよー」
「え、自分の自転車持っていったの?どうやって??」
みたいな会話は、結構あるあるだと思います。

りん‐こう〔‐カウ〕【輪行】
遠方でサイクリングを楽しむために、自転車を分解して専用の袋に入れ、鉄道やバスなどの公共機関に持ち込んで目的地まで移動すること。
コトバンク

一方、ロードバイク乗ってます!という人と同じ話をしても、"飛行機輪行をやったことがある率"は結構低めのように感じます。「専用のケースが要るのでは」とか「サドルとかペダル外すんでしょ?」とか、ハードルが高い印象があるんじゃないでしょうか。
ので。今回は自分が長崎旅行で羽田から長崎まで飛行機輪行した様子を紹介することで「あ、飛行機輪行ってこんなに適当で良いんだ!」という感じなっていただき、高いハードルを叩き壊していきたい所存です。



飛行機輪行と電車輪行の大きな違い、それは「搭乗前にカウンターで預ける必要がある」こと。スキー板やサーフボード、ペットとかと同じ扱いです。

羽田空港についたら、輪行袋をかついで出発ロビーへ直行。
この日は京急線を使っていたので既に自転車は輪行袋に入っていますが、多摩川近くに住んでいた時は、多摩川サイクリングロードから穴守稲荷の大鳥居を経由して直接高速バス乗り場あたりに乗り込んでから袋詰めしていました。(トンネルに入る手前あたりで歩道に入ると安全にアクセスできます。)

今回の航空会社はソラシドエア。
ソラシドエアはANAとオペレーションを共通化している?ようで、ANAの「大きな荷物の預け入れ」の案内がでているカウンターに並びます。

ここで航空会社選びの注意。
飛行機輪行が手軽かどうかは、航空会社の自転車預け入れの条件に「タイヤの空気を抜くこと」が入っているかどうかで大きく変わってきます。
2019年2月現在、ANA、JAL、スカイマークやエアドゥ、ソラシドエアは「必要なし」、ジェットスターやピーチ、バニラは「空気を抜け」なんですが、正直に言ってタイヤの空気を抜くことが条件になっていると、出発前も到着後もスーパー面倒くさいので出来るだけ避けた方が良いです。
特に到着後にエアポンプが必要なのは凄まじいデメリット、というのはロードバイクに乗る人なら分かると思います。もしLCCと2択で迷うようなら、ちょっと高いけどANAとかJALを選んでおきましょう……。

ちなみに自主的に空気を抜くかどうかですが、飛行機キャビン内の予圧はおよそ0.8気圧、標高で言うと2000m強なので、乗鞍を登るときに途中でタイヤの空気を抜くという人は抜いてもいいんじゃないでしょうか。


順番が来たら計量台に自転車を載せてチェックインのやり取り。普通の(タイヤを両輪を外すタイプの)輪行袋を使えば、サイズで引っかかることはあまりないと思います。

目ざとい人は「え、mont-bellのコンパクトリンコウバッグで飛行機乗せるの?ペラペラでしょあれ」と気付いたと思いますが、自分は多少の傷は構わない派&国内の空港は丁寧に運んでくれて大破の心配がほぼないのでいつもこんな感じです。(海外は袋ごと投げられるようなので絶対やめたほうがいいと思います……。)

9キロ。ソラシドエア(ANA)は無料で自転車を預けられるので安心です。

係員の人がタグ付けなどをしている間に、「何かアクシデントが起きたときに壊れちゃっても保証できないよ」という書類にサインします。これも他の大型手荷物やペットとかと同じですね。

横置きして積む時にどちらを上にしますか?ということを聞かれるので、ハンドル等で出っ張っている方を上にするようお願いしておきます。

使われる機材(飛行機の機種)や搭乗状況によって変わるのか、たまに縦置き縛りで積んでくれる時もあって、この場合は「上積無用」のシールがペタペタ貼られます。傷がつく可能性が低くなるのでありがたいですね。

引き換え用のタグを受け取ったら、あとは普通に飛行機に乗るだけ。預け入れ時にX線検査をする空港はこのタイミングで検査を行いますが、指示に従うだけなので簡単です。

窓側の席に座ったら、たまたま自分の自転車が積まれるところが見えてしまいました。縦置きされてますね。


飛びます。

1時間半ほどの空の旅を終えて長崎空港に到着。
ベルトコンベアからちょっと離れたところで待っていると、脇の出入り口から係員の方が出てきて大型手荷物を運び込んでいきます。犬のケージやら楽器ケースやらを横目にしつつ、出発前に受け取ったタグを見せて自分の自転車を受け取ればOK。

到着空港では特に手続きはないので、そのまま建物の外へ。だいたいの空港はバス乗り場付近に「いい感じの空きスペース」があるので、そのへんで輪行をときます。

普通の輪行と同じようにディレイラーハンガーなど壊れやすい箇所をチェックしながら組み立て。

問題なく輪行できました。

「マイ自転車を持って行きたいところに短時間で飛んで、到着したらそのまま走り出せる」のは、車やバイク旅行には真似できない、自転車のメリットのひとつだと思います。
さらに市街地から離れた場所にある空港だったりすると、到着した目の前からすぐに走って楽しい道が広がっていたりして最高です。(稚内空港なんて、到着ロビーからちょっと走るだけでオホーツク海沿いの快走路ですよ。)

意外とかんたん・楽しい飛行機輪行。ぜひ試してみてください。


「Cylist」の記事で自転車空輸の裏側を見せている動画を見つけたので、オマケで貼っておきます。丁寧に扱われてるんだなー。


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旅行、自転車の話を写真と一緒にお届け。 たまに映画とか漫画の感想も書き散らします。
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