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毎日1曲『三種の神器』20220318 - 涙くんさよなら

作詞、作曲、歌唱、演奏、DTMを趣味や仕事にしている人に向けて書いています。毎日1曲、頭に浮かんだ曲を取り上げて、僕が独断で『ヒット曲の三種の神器』と呼んでいる、世界のヒット曲に共通する不思議な法則を数値化して解説をしているコラムです。興味を惹かれたら『ヒット曲の三種の神器』の詳細についての過去記事もご覧ください。

今日の1曲

日付:2022年3月18日
タイトル:涙くんさよなら
アーティスト:浜口庫之助(作詞作曲)

『三種の神器』度数

ヨナヌキメロディ度:0
弱起度:9
客観描写度:3
解説:
覚えやすいシンプルなメロディですが、ファ(4)とシ(7)は使われていてヨナヌキ度数は0です。一方でほとんどの文節メロディが弱起なので、弱起度数は9。

この世は悲しいことばかりだから涙なしでは生きていけそうにない、と言い放っています。一方で自分に対する肯定感を歌います。自分を肯定する理由は、「恋をした」ことと「あの娘はとてもやさしい」の二つです。

涙の理由はこの世に溢れる悲しさにあり、その涙にさよならを言える理由が、今の自分がしている恋だという。

あなたも是非こんなテーマで歌詞を書いてください、きっとヒットします。
客観描写度は3にしました。

コメント:
とても多くの人がカバーしていますが、鈴木雅之さんバージョンが有名なんですね。聞いたけど素晴らしかった。歌手としては坂本九さんが最初のリリースですが、鈴木雅之さんと松下奈緒さんのデュエットバージョンのリンクを貼っておきます。

各種リンク

涙くんさよなら 松下奈緒 鈴木雅之
涙くんさよなら(Wikipedia)
浜口庫之助(Wikipedia)

『ヒット曲の三種の神器』解説記事

大平太一流 作詞作曲の必殺技『ヒット曲の三種の神器』解説記事です、是非あわせて読んでみてください。
①ヨナヌキメロディ/なぜか覚えやすい音階の不思議
②弱起/インパクト大!言葉やメロディが飛び込んでくる
③客観描写/具体的で無感情な描写が人の心に感動を生む

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