アニャ観たさに「ノースマン 導かれし復讐者」を観てきた。

アニャ・テイラー=ジョイが好きなんです。という理由で表題の映画を観てきました。

ハムレットのモデルらしいが

この主人公がシェイクスピアのハムレットのモデルとなってるらしい、なんてことは観た後になんとなく知ったものの、シェイクスピアについぞ触れてこなかった無教養な身としてはその点では何も感想を持てず。
観ている時はハムレットのことなど全く思いつかずに、同じヴァイキングものとしてヴィンランドサガのことを思い出す程度でございました。
まあヴァイキング扱ってるといってもヴィンランドサガの方が時代設定は大分あとなのかな。これは10世紀ころが舞台だし。
ちなみに私の持ってるヴァイキングに関する知識はヴィンランドサガから得たものしかありません。無教養。

リアルとイメージの混ざり合い

演出のバランスが良い映画でした。映画内にファンタジー的な北欧神話的な神やらなんやらが出てくる描写がちょいちょいあるんだけども、そういったものは大体登場人物の夢や幻想内の映像で、現実として描かれている部分では基本的に実際の現実と地続きなことしか起きてないように描かれておりまして。
結果、その時代の人が見て・感じていた世界ってのはこういったものだったのかな、と映画観てる奴に感じさせる演出になってるのが素晴らしいな、なんてこと思ってました。

なお、その少し幻想的な世界の映像の中で輝くアニャ・テイラー=ジョイは最高でした。
異常な目力の瞳を始め、一般的な綺麗な顔というのとは少し違った特徴的な顔立ちなんだけども何でこんなに美しのやらと。
ただ、以前よりほっそりした気がしてちょっと残念。「スプリット」の頃はもとより「クイーンズ・ギャンビット」の時とかはもう少しムチっとしてたような。今回は奴隷にされる役だから絞ってたのかもしれないが、個人的にはもう少しムチっとしてて欲しい。
しかし「ラストナイト・イン・ソーホー」の時もそうだったけど、立ち姿一発には幻想的な雰囲気のある人なのに、そこに表情が入った瞬間に一気に力強さが迸るのがもう堪らないよね。

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