マッチングの精度と恋の話
「あなたも、そのアーティスト知っているのね」と同僚の女性が言った。私は音楽に詳しい訳ではないのに比較的新しいアーティストを知っていたから驚いたようだった。私とそのアーティストの出会いはyoutubeの関連動画だった。自分で選んだ訳ではない。イヤホンで自分の好きなアーティストの曲を聴いていて、その曲が終わったら自然と、今までは知らなかったけど好み曲が流れてきたのだ。そんな風にyoutubeの提案は私に色々な出会いを提供してくれた。本来なら聴くことのなかった音楽に出会えて、とても楽しい。
Spotifyという音楽のサービスも、音楽発見の精度を高める開発に力を入れているというニュースを見た。私たちは更にたくさんの音楽とマッチングできるかもしれない。
一方で恋人同士のマッチングは効率化できるのか?最近では様々なサービスが登場していてアプリ内でマッチングできるものというのもある。ただ、本当にマッチングするかは会ってみないとわからない。
例えば条件面で完璧だったとしても、一緒に過ごしてみると自分が無理をして楽しくなくなってしまうとか。顔で選んだんだけど、どうも話のテンポが合わない。温厚な性格って書いて会ったけれど、違うじゃないかとか。色いろな事がわかるのは会ってみてからなのだ。
だとすると自分にぴったりな恋人を見つけるのは、まだまだシステマティックにできるものではないかもしれない。
「恋愛は考えちゃだめ。いつの間にか始まってしまうものなの。」とある人が言っていた。
恋愛ってやつは自分の意思とは別のところで始まってしまうから、面白いのかもしれないね。
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