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FX大きな勘違い④【時に激しく、時に穏やかに。季節に彩られた世界の中で儚く散った夢の跡論】

FXを始めてかれこれ3年が経過するにも関わらず、私は負けている。いや正確に言うと負け続けている。いや、自分的に大負けている。トントンならまだしも、負けている。間違いなく負け組である。そんな私は負け旅を続けている。なぜ続けるのか?

【握力】について語ってみる

握力=利確を我慢した状態。利益執着の度合い。

"握る!"握力とは握る強さであることは言うまでもない。FXにおける握力とは利益幅を伸ばす力とも言える。握力が弱いとは端的に即利確を指す。それは往々にして悪い意味をもつ。しかし、反対に"利食い千人力"とも言うから、初心者はパニックだ。

結論から言うと、"んなもん、どっちでもよい。"

あくまで私なりの考え方だと一応断っておくが、適当に言ってる訳ではない。握力の正義は時に精神ダメージが大きいからだ。人は"損"に異常な程に拘る。損得で物事を考えるには、勿論"得"も表裏一体。そもそも、リスクとは"得"がなければ存在しない訳だ。なのに殊更"損"に対しては人は敏感だ。握力が強い弱いとは、単に損失許容範囲内での話であり、相場とは関係ない。実際は利益が出れば、分析もへったくれもない。ファンダがテクニカルに織り込まれてるなんて、正直後からなんとでも言える。やれ心理だのなんだの言葉が多い中で、唯一信じられるのは、やはり自分だけである。

ハッキリ言うと、握力なんてものは存在しない。相場はランダムであり予測不可能である事を理解する必要があるからだ。一度高値を付けて、その後に急降下するのは心理とか難しい事ではなく、当然利確した人が多かっただけだ。断っておくが、戦略において利確を伸ばすのは、握力ではない。あくまで戦略なので"握るではない"

私は初心者の頃(自分は初心者ではないと信じてる)、この握力に振り回された。第一利確ポイント、第二利確ポイントといった具合に利を伸ばす。しかしこれはおかしい事に気づく。そもそも利確ポイントが複数ある事自体不自然であり、それこそ自分本位となっている事に気づく。勝手に期待し、勝手に不安になっていては、続くものも続かなくなる。

私は3分割エントリーをしている。これは初心者なら絶対マストなエントリー方法だ。エントリーロットに対して3分割にするだけ。簡単だ。これの何がよいか?"握力不要"だからだ。ただこれだけ。しかし効果は絶大である。FXはストレスの連続だ。利確にしても損切りにしてもストレスが溜まる。要因は"自分の思い通りになれない"の一点であろう。

仕事、家庭、人間関係、その他諸々事情に疲れている。にも関わらず、少しでも"お金の自由"を目指して、相場に足を踏み入れた。そしたら、自由を目指すどころか、ストレスの連続、他人の心理でさらに疲れる。さらには自分本位ではダメだとか言われ、、、。

いや、自分本位でいい。

相場は自分の為にあるのである。

自分で考え、修正して利益を出す。ただ少しでも自分本位になる。しかしこれは、自分の中の話。要は自分本位でも良いことを見つけて実行する事だ。

相場に振り回される理由は1つしかない。自分本位を履き違えているからだ。相場は予測不可能、全て予測できない。確率論も正直無意味だと思うくらいにボリンジャーバンドも機能しない。しかし、間違えないで欲しい。ボリンジャーバンドも確率論も機能している。機能していないのは"自分"。

"自分だけが機能していないから負ける"

これだけ情報が溢れている中で、どれが正しいのか?と言う問いは、もはやナンセンス。正しいのは自分だ。利確も損切りも正しい。後で間違いと気づいたなら、やはり正しかったのである。間違いに気づくとは自分でしかわからないからだ。堂々巡りのようだが、結局は自分である。よって、結論、利益が出れば利確し、こりゃヤバそうなら損切り。ただ、分割にしておけば、戦略が途中で変更可能になる。本当の意味での優位性とは他人事ではなく、あくまで自分本位の場合のみである。

握力による精神的大ダメージは自分ではない、他人に依存した"自分不本位"にあると思われる。


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