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#AIと漫画 素敵な作品を紹介する

生成系AIの登場によって「AIと漫画」の関係も変わってきそうですね。
今回は完全に漫画の紹介です。

コミュニケーションとAI

AIが便利になると、まるで人類の能力が上がったかのように見えますが、実はコミュニケーションが上手にできるようになるかどうかは難しいかもしれないですねえ…。

なまくらげさんの作品「チャットボットに頼りすぎた話」

コミュニケーションが上手なAIが便利になると、今度は人間側のコミュニケーションが下手になってしまう危険性をかわいらしい絵柄で描いてくれています(尊い)。でも最初の一歩はどうやっても難しいから、アシストされたいですよね…こういうマンガでイメージできる未来は多いです。秀作。

美術の先生

「人のつくるモノはAIに置き変わるのか」

これを描いた 夏目にーにさん

プロフより「画家と先生やってます。 取材記事など(note)→ http://bit.ly/3ZuXTWZ
※漫画は実話ベースの創作です。」」

AIについてのお話というよりは、クリエイターとして生きるためのマインドとか戦略とかを、淡々とした絵柄と、突然なリアリズムというコントラストで描いているのが好き…。

美術の先生の話といえば、第19回文化庁メディア芸術祭(2015)「マンガ部門」大賞、東村アキコさんの『かくかくしかじか』も好きです。

この作品出てくる美術の先生は竹刀もってますけど…。

今年最大の注目作「AIの遺伝子」

第21回文化庁メディア芸術祭(2018年)漫画部門優秀賞です。著者: 山田胡瓜さん。

このアカウントから時々作品が読めます。8年前の作品とは思えない

国民の1割がAIを持つヒューマノイドとなった近未来を舞台に、ロボットやヒューマノイドの問題を「治療」する専門医を描くSFオムニバス。主人公の医師・須堂光は、「モッガディート」という裏の名前を持ち、時には秘密裏に違法な施術も請け負う。例えば、本来違法であるヒューマノイドのデータのバックアップを取る際、妻をコンピュータウイルスに感染させてしまった男に対し、須堂はバックアップデータによって記憶を書き換える施術を提案する。バックアップデータによって換えられた存在は、果たしてそれまでと同じと言えるだろうか。人間と非人間の差異のなかに生まれる揺らぎという、古くから多くのSFで扱われてきたテーマを、医師の視点から描く。急速にAIに注目が集まる現代において、人間や社会の在り方についての考察を促す作品。作者はIT分野の元記者であり、本作にもその知識が生かされている。

© Yamada Kyuuri (Akitashoten) 2015

贈賞理由
SFである。と同時に人生の機微を描いたドラマである。その両方がバラバラになることなく、必然性を持って結び付いている。それを1話完結の週刊連載でやりとげたことがすさまじい。ネタ切れになりそうなものだが、「巻を重ねたほうが面白くなる」と感心する委員もいた。多くの委員に支持され受賞となった。この作品では毎回さまざまな社会問題やドメスティックな問題を取り上げているが、主義主張から少し距離をとった大人のネームが、読者の多様な読み取りを可能にしている。AIのシンギュラリティを越えたところにある未来予想図として読 むこともできるし、本来可能な機能を制限されて「人間らしく」生きることを義務づけられたヒューマノイドの姿に、社会の一部として生きる我々人間の悲しみを見ることもできる。広く読まれてよい SFマンガだと思う。(白井 弓子)

メディア芸術祭より
http://archive.j-mediaarts.jp/festival/2018/manga/works/21m_AI/

7年前の作品とは思えない、「ブラックジャック」や「笑ゥせぇるすまん」のような面白さがあります。

2023年7月からアニメ放映予定だそうです!

「AIとコラボして漫画を描く」という時代もきそうだけど

ところでAIとコラボして漫画を描くといえば…米国ではコピーライトでの保護はされないという判決が出たようです。

日本ではコピーライトと著作権はイコールではありませんが、それでも影響はあるかもしれない。

漫画原作者・Rootport先生がAIに描かせた漫画「サイバーパンク桃太郎」が完結。「テストとは思えない出来」の声

第1回「AIアートグランプリ」の一次審査結果が発表 ~動画・マンガが最終候補に - 窓の杜

ぎばさちゃん。おもしろかったです。過去の雑コラが未来の漫画になる可能性を感じた。めちゃ大変だけど。

ChatGPTでグラフィックスが描ける。
たぶんコマワリが描けるまでもう一歩かもしれない。

昔やってた研究「Manga Generator」

僕は大学は写真の出身で、マンガ生成についての研究や、今でもAI画像生成だけでは超えられない何かも探究しているし、AIで絵を描くときは色々考えているのですが、インタラクティブな漫画やゲームシステムも含めて、味わって見てくれる人、作る人が増えるといいなと思いました。

ちょうど852話さんが

クリスタを使って白黒トーンにして、雑誌印刷風のフィルタをかける。
素晴らしいテクニック…さすが!
どうしてこの手法を使うと味があるのか…はAIにはまだわからないかもだね(まだわからないほうがいいのかも)

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