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【読書記録】"飯田 朔"さん/「おりる」思想 無駄にしんどい世の中だから

だいぶ昔の話で、

自分が「これを続けていれば間違いないんだ」
と、思っていた仕事で上手くいかず、失敗し、
上司には怒鳴られ、周囲に敬遠されたとき、
たまらない息苦しさでメンタルを壊したとき。

そして、
行かなくなった、行けなくなったとき

終わった、と。

見晴らしの良いところから背中から落ちていき、
ドボン。
浮かぶ気もないまま濃い底に沈んでいく感覚を
覚えた。


 
自分は、落ちて沈んだここからまた今度こそ
浮かぶ準備をしていこうと考えていたけれど、
これを読んだときに、

もしかしたら
高いところから落ちたりも、
下に下に沈んでいったりも
していたわけではなくて、

成功者になれるルートから落ちたのではなく、
弱い者には容赦がない橋から安全に
おりた、のではなく「おりられた」んだって。
 

張り詰めていた気が緩んだ。
 

 
自分がこんな状態なんてありえない
なんて、思う必要はあんまりなくて、
"自分はいま◯◯ver.なんだ"、と思うこと。

周りも、そして自分も変わるもの、
変わっていくものと、捉えること。

 
まあ今の自分はこれだよなってやっと思えた。


 

どうしようなく、おりられない"好き"が
どうしようもない"社会"からおりさせてくれる。

自分の"好き"の道にハシゴをかけていきたい。

 


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