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対話型鑑賞に参加して感じたこと

はじめに

初めまして。オミユと申します。自粛期間中ですが、今回noteに書き留めておきたいことがあるので初めて投稿してみようと思います。

ここ数ヶ月間家で過ごし退屈してきているので、家でできる有意義なことはないかと探していました。そんな中、オンラインで美術鑑賞ができるセミナーを発見しました。

以前から美術鑑賞をするのが趣味のひとつなのですが、今年は一度も美術館に行っていません。年始は家族の事情で忙しかった上に、春休みは海外に行く予定があったので節約生活をしていたら自粛期間になってしまいました。たくさんの美術展を見逃してしまい非常に悔しいです。(特にゴッホとハマスホイ…😢)そんなときにオンライン且つ無料で美術鑑賞ができる、そして他人と感想や考えを共有できるとあって、勢いで参加を決めました。

対話型鑑賞のねらいとは

企画・司会をして下さった方によると、対話型鑑賞を通して人間特有の感性や直感を養い、進化を続ける情報技術に劣らない能力を手に入れることがねらいなのだそうです。どんな見方をするのが正解かを考えるのではなく、何を感じ、考え、その根拠は何なのかを探ることが大切だと仰っていました。

参加してわかった対話型鑑賞のメリット

まず要点をまとめると、

・身の周りを気にせず一つの作品に時間をかけて鑑賞することができる

・正解がなく、専門的な知識も不要なため自由な発想を共有することができる

・他人の意見を聞き、作品に対する新たな視点を手に入れることができる

という点が挙げられると思います。

一般的に美術鑑賞といえば、美術館に足を運び料金を支払っても、人気のある美術展の場合では、人だかりをかき分け短時間のうちに鑑賞し、流れに沿って次の作品に進む…という感じです。人だかりの中で長時間立ち止まって鑑賞したり、話しながら鑑賞したりすると係員に注意されることもあります。しかし、対話型鑑賞は美術館に展示されている作品だけでなく、身近にある作品(インターネット上で公開されている作品、近くにある建物等)でも可能な上、行う場所は決められていない。つまり、気が向いたときにいつでも誰とでも、どこでも作品を鑑賞することができる。そして自分にはなかった捉え方を知ることができる。対話型鑑賞は、ものに対する新たな視点を得るための効果的な手段のひとつであるとわかりました。

参加した感想

今回は絵画と建造物の写真の2作品を鑑賞しました。どちらも参加者それぞれの捉え方があり、とても新鮮でした。対話型鑑賞をしてみて強く感じたのは、私は多くの情報を見逃している、ということです。自分が気になる部分にばかり目が行ってしまうことで細部への注意が欠けていたり、一度考えを持つとその他が浮かばなくなってしまったりと、自分の視点だけでは多くの大切な情報を見逃してしまうとわかりました。そして、考えや学びを深めるためには他者の意見が不可欠なのだと改めて感じました。

おわりに

家にいると、社会的なつながりや交流は自己研鑽に欠かせないものなのだと改めて気づかされます。自粛が明けたときには、人と会って話すことを今までよりも大切にしていきたいです。

最後まで読んでくださった方々、ありがとうございます!スキやコメント、指摘などして下さると光栄です。

添付画像: <a href="https://www.photo-ac.com/profile/2215678">Tatokamo</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真

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