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天体写真の復帰準備作業

ご無沙汰をしておりました

 2月にAstrobinのImage of the Dayをいただいて、腑抜けていたわけではございません。いくつかの理由があって、天体写真の撮影やnoteの更新をストップせざるを得ませんでした。

理由① 骨折しました

 2015年の2月に左肘を粉砕骨折しているのは過去のnoteにも書いたのですが、2021年の3月に、また左肘を単純骨折してしまいました。

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 単純骨折ということで手術後のギブスもすぐに外してもらえて、GWぐらいまでは左肘を固定している状況で全く使い物になりません。
 前回の骨折時にいれた短い4本のネジとは既に7年間付き合っているのですが、さらに長さ35mmのネジを3本入れていただきました!ネジの多頭飼ですよ。

 結局、6月ごろまでは骨がくっついた確認がレントゲンではできなかったので安静にしておりました。

理由② 撮影する対象がない

 3月から6月ごろまでは撮影する対象がありません。撮影対象がないので、カメラやコマコレクターを外して、その3のカメラ接続アダプターを作成していたら、骨折してしまって観測所にいけなくなり時間が過ぎていました~

理由③ カメラ接続分アダプターを作成していた

 Moravian CCDで売っていたASA用のアダプターの光路長が28.8mmあるのですが、それが計算値と違うのです。

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 上の写真の真ん中のパーツがMoravianで購入したG3-16200とASAの接続リングです。

 ASAで提供されているエクセルシートを使ってコマコレクターのバックフォーカスの光路長を計算してみました。

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光路長は28.08㎜となり、およそ0.72mmの差が発生しています。

 また、このMoravianのアダプターではスケアリング調整ができません。G3-16200とε130Dでは下の写真のようなスケアリング機構付きのテーパーリング方式のアダプターを使っていました。左がε130Dの補正レンズにねじ込むアダプターで、右がカメラに取り付けるものです。右には90度ごとに押しネジと引きネジによるスケアリング調整ができるようになっています。

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 折角なので、右側を生かして、コマコレクター側のアダプターの作成依頼を、前回と同じように「しばたさん」に発注しました。何度かメールでやりとして、うまく収まるアダプターを考えていただきました。次の画像は「しばたさん」の手書き図面です。

ASA接眼部図2

完成したのがこちらです。ネジでカメラ側のテーパーのオス側を止めることでカメラの回転も可能になります。

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さて撮影しよう

 撮影のまえにフラット撮影したのですが、光軸がダメダメです。つまり、レーザコリメータではキッチリ調整できているのですが、フラット撮影するとダメダメでした。

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 ここまでが7月下旬までの記録です。次回のnoteでは光軸調整を書きますね。



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