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ペルセウス座の二重星団

はじめに

「わたし、星の写真とか言いながら球状星団や散開星団とか未経験なんです~」(俺)

「じゃあ、俺が初体験だな。。。フフフ」(二重星団)

「きゃー、嬉しい」(俺)

というわけで、二重星団を撮影してみました。

撮影データ

 たかが散光星団、されど散光星団。なのに、トータル4時間も露出してしまいました。まあ、機材確認も兼ねてであります。

[Technical Data]
Main Object Name: NGC 869 & NGC 884
Date: 2021/11/4, 2021/10/11
Location: Fujigane Remote Observatry, Yamanashi, Japan
Scope: Astro System Austria 8N + 3“ Wynne Corrector
Focal Length: 730mm
F-Ratios: 3.6
Mount: iOptron CEM60EC
Auto-Guide: ASI120MM, KOWA LM100JC, PHD2 2.6.10 
Camera: Moravian G3-16200
Filter: 
 Astrodon LRGB Gen2 E-Series Tru-Balance Filters
Exposure: 
 L:  1x1 600sec x 20 -20C
 R:  2x2 300sec x 8 -20C
 G:  2x2 300sec x 6 -20C
 B:  2x2 300sec x 6 -20C
Imaging SoftWare: Sequence Generator Pro
Processing: PixInsight 1.8.8, Photoshop 22.2

仕上がり

 いいのか悪いのか分かりません。ただ、Twitterで薄めと濃いめを並べて投稿したら、濃いめが人気だったので、こちらをゴールとしました。

 個人的には青々した星が好きではないので、青系の星は中心はRGBが飽和し、周辺にブルーになるようなトーンを心がけております。逆に赤い星は赤く仕上げるようにしています。昔はステライメージのデジタル現像で「色彩強調マスク」で青い星に仕上げるのが好きだったクセにw。

画像3

ポイントはバックグラウンド

 カラー情報もふんだんに撮影しておいたこともあり、バックグラウンドにも色が隠されています。彩度強調したのが次の画像です。

画像2

 この領域をHaのナローバンドで撮影した写真を見たことがあるのですが、なんか赤いんですよ。赤色がウネウネしてました。今回はそこまで表現しませんし、表現しても意味がないのでやめておきました。

さいごに

 初体験だったのに、画像処理にも時間もかからず、さくっと終わっちゃいました。こんなもんなんですよね。

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