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感情労働とは何か

こんばんは!

埼玉県で介護福祉士をしている大西です!

今回のテーマは「感情労働」です。

介護士などの福祉職の多くはこの「感情労働」に分類されています。

今回はここに触れていこうと思います。


それでは第87弾、よろしくお願いします。


人対人だからこそ生まれる壁

介護士だけではなく、飲食店やデパートの店員さん等、人と関わる仕事全般に当てはまると思いますが仕事相手が「人」だからこそ現れる壁が存在しますよね。

もちろんどの仕事も最終的には「人」に関わりますが、今回の話では『直接』人と関わる、という点で考えています。


さて、楽しいお客さんが相手であればこちらもニコニコと笑い楽しく仕事が出来ますよね。

顔馴染みの常連さん
友人に家族
何となく雰囲気の良い人

ついついサービスしたくなったり(笑)
良い人っていうのは得しますね。


さて、しかし中には仏頂面だったり横柄な態度を取る方もいます。
悪い事をしている訳ではないので追い返すわけにもいかず。。
それでも「仕事」である以上懸命に対応しますよね。

この時、けっして『楽しい』とか『サービスしようかな』なんて思わないですよね。

そう、これはお互いに人である事から生まれた『ストレス』なんですね。
感情によってストレスの質が変化しているんです。

楽しい時には「良いストレス」を

嫌な時には「悪いストレス」を


さて、ここまで話していると何となく「感情労働」とは『労働のモチベーションが感情で左右されるという事?』となりそうですね。

さてさて、ここからが本題になってきます。


感情労働とはコントロールする事である

仕事をする上で生まれる感情。

ですが、中々全ての感情を表面に出しながら働かないですよね。

例えば介護現場で例えてみます。

床にお茶を撒いてしまうお年寄りがいたとして、きっと最初は『仕方ないかぁ、どうしてだろう?』と思いながら掃除をするでしょう。

『どうしてお茶を撒くの?』
聞いても答えは返ってきません。

そうして何度も何度もお茶を撒く事が続いてきて、段々と『またか、、、』という感情が出てくるとしますよね。

しかしどうでしょう、それでも直接[怒ったり〕[責めたり〕は中々しないですよね。

それは相手が利用者さん(お客さん)であるからですね。
(あ、もちろん関係性が出来ているからこそプンプンしたりする時もあると思います笑)

もしくはトイレに失敗してズボンを汚してしまったお年寄りの方に、もしかしたら内心"うわ、またか"と思うかもしれない。それでも
「どうして間に合わなかったの!!」

とは怒らないですよね?

これは『表面的な感情』と『深層的な感情』が違う状態ですね。

これが感情労働です

上手く感情と向き合い、働く。

感情に左右されながら、揉まれながら、それでも流されずにプロとして働く。

機械化出ない貴重な僕たちの仕事。

楽しかったり、嫌だったり、苦しかったり笑ったりしながら、これからも楽しんで行けたらなと思っています! 


さて、今回は「感情労働」について書きました。

気持ちと向き合いながら働く良い仕事だと思います。
これからも頑張っていこつと思います!!

さてがーんばろ!


未来を創る介護福祉士 大西

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