■中国 「顔認証」について考察 #1 2020/01/08

前のnote「■中国「パスワード法」について考察 #1」で中国でSIMカード購入時に顔認証が導入されたことを少し記載しました。
中国 国内での顔認証がどう使われているのか?調べましたのでまとめます。
顔認証=悪とは私自身考えていません。技術的に非常に興味深い分野と思います。
しかしその顔認証データが誰が管理しているか?どのように使用されるか?が重要と思っています。
引き続き情報の収集し補足、修正を行って行く予定です。
※情報が偏らないように複数のメディア等の情報を元にまとめています。
※中国国内の法律ですので素人の私が批判するものではありません。

目次
顔認証の技術について
中国 国内で使用されている顔認証
日本 国内での監視カメラの認識

顔認証の技術について
顔認証についてはスマートフォンフォンに搭載される機種が増えて来たこととiPhone XからFaceIDが使用されることになったため認知度は高いと思います。
顔認証とは:
カメラで顔の特徴をデータ化しそのデータを元に本人確認に使用されます。技術的にはカメラ(赤外線カメラも含む)で立体的(3D)なデータとして認識率をあげています。
スマートフォンの場合はデータは本体に保存され外部に流出しない仕組みになっています。iPhoneではCPUの内部に暗号化され保存されています。


中国 国内で使用されている顔認証
まず大前提として中国は監視カメラが国内に張り巡らされています
そして「天網」という政府管轄の監視ネットワークとして存在します
 天網 Wikipedia
例)
警察官のスマートグラス(メガネ型のコンピューター)を使用して犯罪容疑者を人混みから発見する仕組みが実運用されています。
 中国、顔認証技術大国の光と闇 13億人を特定 日本経済新聞
 情報BOX:中国、携帯電話契約やスーパーなどで広がる顔認証技術の実態 REUTERS(ロイター) 
 携帯電話番号の新規登録に顔認証を義務付け 中国 CNN
  → 実際の監視の写真があります。
SIMカード新規購入時に顔スキャンが必須に!
 2019/12/01~ 法律が施行されています。
 中国でSIMカード新規購入時に顔スキャンが必須に GIGAZIN
 中国政府、携帯電話の新規契約で顔スキャンを義務化 ASCII
・新疆ウイグル自治区 ウイグル人の監視
<<天網にデータが繋がっているか未確認の例>>
・キャッシュレス決済(顔認証)に使用。
 中国で広がる顔認証のシステム、その利便性と「潜在的危険」 現代ビジネス
 「ALIPAY」(アリババ)「WeChat Pay」(テンセント)
 一部導入:コンビニ、スーパー、病院
杭州市 ホテル、野生動物公園
地下鉄のゲート

日本 国内での監視カメラの認識
日本と中国では「監視カメラ」の位置づけが異なります。
中国:監視カメラはネットに接続されている。=天網(顔認証)とも紐付いてる。常時監視?
日本:日本人の感覚、「監視カメラ」はカメラに記録する事によって見られている、悪事を働いても後から誰がやったかがバレる。→抑止効果がメイン? リアルタイムでは無く記録がメイン
  → 空港での顔認証システムは除外します。

※ウイグル人の監視については私自身が知識不足ですので詳細についての記載はしておりません。しかし私自身の考えとしてウイグルの人が監視、弾圧はされるべきでは無いと思っています。
※専門家ではありませんので間違い、補足等ありましたらご指摘頂ければ幸いです。

Linuxの動作確認(パソコン、周辺機器)を行っております。 パソコンは古い機種をメインに動作確認、周辺機器はWiFiアダプタなどがLinuxで動作するか?を確認しております。 機器購入の費用としてサポートをお願いします。